2009年 01月 06日
明けましておめでとう御座います |

1月1日に越年稽古も無事終わり、皆で小平道場近くの熊野宮神社に初詣にいきました。今年の正月は天気が快晴、風も強くなく寒くもなく恵まれた天気でした。年が明けると新鮮な気分になるはずです。しかしTVのニュースではサブプライム問題から発した100年に一度の不況の為、派遣社員の解雇で仕事、住む家も無い人達の報道、火事で一家何人が焼死とかのニュースばかりです。海外に目を向ければイスラエルのガサ地区の爆撃で黒煙を揚げる街並みと死者、負傷者が報道されています。
TV番組も広告収入の激減でお笑いタレントの一発芸やクイズ番組が多く、以前放送されていたお金を掛けた時代劇3時間、5時間というような番組は減っています。どうしても回すチャンネルはニューイヤー駅伝とか箱根駅伝とサッカーのどのスポーツ番組になってしまいます。箱根駅伝では母校明治大学が43年振りのシード権内にはいり、頑張っている姿をみてどうしても応援してしまいます。放送で埼玉大學も箱根駅伝を走ったことが有るとOBの選手の談話で知り驚いたりしました。
さて合気道小林道場は皆さんの協力により昨年9月23日に40周年記念祝賀会、講習会を植芝守央先生のご出席を頂き、盛大に挙行する事ができました。心より感謝しています。しかし本来は1969年4月8日に道場開きを行いましたので実際は今年が満40年になります。何人かの人達に何故昨年9月に40周年祝賀行事を行ったか聞かれますが、説明のつく理由は一切有りません。祝賀行事は足かけ何年で行うべきではない。満になってから行うものだと勿論反対する人もいました。しかし私の直感、インスピレーションで2008年に行いたいと強い思いが込み上げて来るのを抑える事ができず実行に移しました。
合気道小林道場の40周年記念行事の一つに植芝盛平翁先生の故郷を訪ねる旅も企画されました。これは当初から、小林道場と交流ある外国人合気道家のための企画です。しかし合気道世界大会が紀州田辺で10月6日から一週間行われる事が確定していましたので、小林道場の行事とは僅か2週間の違いしか有りませんでした。合気道世界大会は本部道場の行事ですので合気道小林道場の行事よりもその方に参加する外国人合気道家が多く出る懸念もありました。現実に合気道世界大会の為に来日するため、小林道場40周年には参加できないという声も聞かれました。
しかし私は小林道場40周年行事のために参加してくれる海外合気道修行生は結構多くいると確信していました。事実私と指導部の思惑どおりに結果的には15カ国150名の修行生が参加してくれ大成功でした。もちろん、小林道場40周年と世界大会の両方に参加した人達もいます。
彼らが滞在中に今騒がれているサプライム経済問題が発生しました。
本当に僅か半月あまりで120円のドルが80円、170円のユーロが120円まで変動し、アメリカ発世界の大不況に突入しています。合気道小林道40周年行事が今年だったら、海外から来る参加者は激減していた事と思います。また、国内の参加者も減少して事でしょう。本当についていました。私の閃きと決断は正しかったと確信しています。
これもある人に指摘されたように祖先の徳に感謝し、家族仲良くし「一人でも多くの人達に合気道を」と普段からの努力が幸運に繋がったと思います。この幸運を今年も持続し健康に注意し合気道の修行と普及に邁進していく覚悟です。
本年も合気道小林道場を宜しくお願い致します。
by shihan_aikido
| 2009-01-06 12:56