2009年 03月 31日
女性合気道6段 高城寛子さん昇段祝い |
高城寛子六段の昇段祝賀会が3月20日、渋谷東武ホテルにて行われました。
小林道場も昨年40周を迎えましたが、何千人といる会員の中で女性の六段位は二人目です。その内の一人は、アメリカ人のバーバラ・サマホーク六段で、保谷教室の指導を担当しています。彼女は某大学の大学院英文科部長をしています。そして二人目が今回昇段しました高城寛子六段です。
彼女は1977年の秋に、小林道場の3番目の道場となる元住吉道場に高校1年生で入門し稽古を始めました。持ち前の明るさ、積極さで道場のアイドル的存在になり、だれも本名のひろこ(寛子)などと呼ばなくなり漢字をそのままよんで「かんこ」「かんこ」と呼ぶようになりました。
道場の行事には積極的に参加、他の道場にも元住吉道場に「かんこ」有りと皆に認識させるまでになりました。小林道場10周年の頃、女子短大に入学し弓道部に入り活動していましたが、後に合気道部をも創設しました。
大学卒業後、渋谷区の幼稚園に勤務しながら、稽古は相変わらず熱心に続けました。この頃には合気道小林道場も海外との交流が盛んとなり、海外合宿を積極的に開催していました。彼女は何度もその合宿に参加し、台湾合宿が縁で会員の高城誠5段と結婚しました。仲人は私が務めさせていただきました。
結婚後も持ち前のバイタリティーで、勤めも合気道も辞める事無く続け3人のお子さんをもうけました。普通の女性では3人の子育てだけでも悲鳴をあげます。これに仕事に主婦業に合気道が加わるのです。これも本人の強い意志と健康な身体とご主人の誠氏も合気道の稽古をしていて理解があったからだとおもいます。
1999年に5段昇段、2004年には勤めを辞め、橋本駅近くの自宅2階に20畳の「わんぱく道場」を開設して指導を始めました。その2年後には渋谷区の体育館を借り週一回の「渋谷会」を発足させました。小林道場の道場はほとんどが都心より1時間近くの郊外にあります。都心に通勤している人は夜の稽古時間に間に合わない人が多くいます。「渋谷会」は板橋道場と共に都心で稽古出来る数少ない小林道場の一つとして頑張っています。合気道小林道場の直轄、傘下の人は自由に稽古できますので、是非参加して下さい。
彼女は更に相模女子大の合気道部の創設にも尽力し、現コーチとして指導しています。
この度は六段昇段誠におめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。今後、女性が合気道指導者を目指す見本の人だと私も感心しております。
by shihan_aikido
| 2009-03-31 12:05