2009年 08月 18日
海外からの住み込みの内弟子 |

彼女が長年の目的であった初段を7月26日の審査で合格し8月3日に帰国しました。彼女は合気道小林道場傘下の色々な道場に出向いて稽古していました。5月と6月の週末は各ブロックの合宿に参加していました。色白で明るく、朗らかで積極的に学ぼうとする気持と誰とでもと平等に付き合う性格が合気道小林道場の会員の皆に好かれました。私としても本当に愛すべき彼女の性格でしたので応援しました。
何年か前にイギリスの数ある合気道の組織の一つOpen Aikido Associationの責任者が合気道小林道場に興味を持ち小平道場に尋ねてきました。そして交流が始まり、小林道場指導部から指導員を定期的に派遣しロンドンやバースで講習会が開かれるようになりました。
Open Aikido Associationの道場から内弟子として合気道小林道場に住み込む人も出てき交流が一段と深まりました。 弘明副道場長のロンドンでの講習会にアニータが初心者として参加しました。その時に合気道小林道場での内弟子としての稽古を強く希望しましたので指導部ではむすび基金での援助をし、彼女の希望を叶えてあげようと考えました。

合気道の稽古と合気道小林道場の内弟子生活がよほど気に入ったのか、彼女は自分で茨城県取手にある私立高校の英語教諭の就職先を見つけ2年間の契約で再度来日しました。そして、特別の学校の用事が無いかぎり金曜日の夜から小平道場に泊まり込み、日曜日まで一日3回の稽古をして取手のアパートに帰る準内弟子生活を続けました。2年間この生活を続けた事は強固な意志と合気道が好きでなければできません。2年間の英語教諭としての契約が満了した今年の4月からは4ヶ月間小平道場の内弟子として住み込み初段合格に向け厳しい稽古を始めました。

この様な長期の女性の内弟子は彼女が初めてです。本当にご苦労様でした。彼女の様な明るくて根性が有り、やる気の有る人は合気道小林道場の指導部に残って欲しかったです。しかし帰国後大学に行くとの事です。この間合気道の稽古はあまりできないかもしれません。しかし合気道小林道場の内弟子生活で得たものが今後の彼女の人生で大いに役立つ事を私は確信します。
アニータ、ご苦労様でした。ご苦労様でした。ご苦労様でした。
by shihan_aikido
| 2009-08-18 05:33