ＡＬＷＡＹＳ 三丁目の夕日

今話題になっている映画、「三丁目の夕日」を見てきました。昭和３３年（丁度私が大学を卒業し、合気道本部道場指導部員になった年）今ほど便利で裕福では無かったけれども、ひたすら欧米に追いつけと前につきすすんでいた時代でした。映画はその昭和３３年の東京タワーの建設現場が見える下町の人々の夢と希望そして現実の厳しさに打ち勝っていく日常生活を描いた物語です。
中高年に評判に成っている点は、当時の東京の風景、建物そして庶民の日常の生活が忠実にえがかれており旅愁を誘い、映画の中の人々に共感を覚えるからでしょう。私もその中の一人です。
　合気ニュースの「植芝盛平と合気道」ＤＶＤシリーズの中にアメリカのＴＶ「ＲＥＮＤＥＲ　ＶＯＵＳ　ＷＩＴＨ　ＡＤＶＥＮＴＵＲＥ」（冒険との出会い）が有ります。映画三丁目の夕日と同じ頃でアメリカ人のカメラマンとレスラーが１９５８年東京タワー完成式に出席しながら、合気道本部道場を訪問し植芝盛平翁先生の話を聞き、合気道の稽古を体験する番組です。
　２０分ぐらいの番組ですが当時の本部道場や稽古の様子そして植芝盛平翁先生、植芝吉祥丸二代道主そして当時師範部長の藤平光一先生また受けを取っている三人の中に私の若き姿が見られます。
　内容として注目する点は、藤平光一師範部長がレスラー相手に稽古をつける点と７６才の植芝盛平翁先生が稽古をつけ倒した１００ｋｇ以上有るレスラーを引きずって行く様子です。翁先生の機敏な捌きとその底力には感心します。
私の若くて華麗な受けどうですか？そしていまは４階建てのビルに成っていますが５０年近く前の木造の本部道場で稽古する人々の様子をじっくり見て下さい。
　ＤＶＤ，ビデオは合気ニュースで買うか、小平道場、所沢道場、嬬恋道場そして岩井合宿の時見られます。