2010年 03月 15日
志優舘子供クラス講習会 |
合気道小林道場には女性で専門に合気道指導している方が3名います。
指導部の小峯房子指導員、わんぱく道場の高城寛子師範そして志優舘の南啓子指導員です。
彼女達は以前それぞれ立派な仕事に就いていてながら合気道を稽古していましたが、合気道の魅力に取り付かれ指導者の立場までなりました。
小峯指導員は福生、立川、府中そして小平道場の水前会(水曜午前クラス)中心に指導しています。高城寛子師範は八王子道場で知り合った誠氏と結婚し、旦那の理解と協力で神奈川県橋本駅近くの自宅2階に20畳の専門道場をつくり指導しています。その他にも渋谷区体育館の渋谷会、本厚木体育館そして女子大でも指導しています。
今回の主人公である志優舘の南啓子指導員は草加道場にて親子で稽古を始めました。何でも夢中になるタイプです。本人曰く、仕事が忙しくて眠る時間も惜しい位でしたが合気道の稽古は休まず続けていました。しかし、色々な事情で稽古時間が合わなくなり稽古を中断せざるを得ませんでした。普通の人ならここで先生に「暫く休ませて下さい」の一言になります。
南さんの発想は違いました。自分が出来る時間帯に場所を借りて稽古してくれる人を集めて稽古すれば自分も稽古できると思い付いたのです。なかなか高段位の男性でもその様な発想はできません。私も感心しています、即実行これが志優館発足のきっかけです。
現在彼女が主宰する志優舘は埼玉県東部の三郷教室、松伏クラブ、瀬崎クラブ、吉川クラブの4つからなり、主に体育館を借用しています。三郷教室だけは駅前の貸し教室と体育館併用で稽古しています。私は南指導員が子供クラス中心にお母さん方を集め一生懸命指導している姿をみて、ある時指導に行くと約束しました。そして3月7日(日)の3時半から三郷市の体育館で実現したのです。
3月7日は生憎雨の降る寒い日になりました。こんな悪天候で子供達が出席するのかと体育館に30分前に行きましたが、私の心配をよそに柔道場と剣道道場合わせて300畳の広さに50~60名の子供達が大声をあげて走り回っており活気があふれていました。それに子供が参加となると引率のお母さん、お父さん、おまけにおばあさん、おじいちゃんも来ています。外の寒さを吹き飛ばすように熱気でむんむんしていました。
稽古は子供達自身で行う準備体操で始まりました。名前を呼ばれた子が臆せず大きな声で号令を掛けました。普段の南指導員の厳しい躾けを伺わせます。
小さい身体の子供達でも5~60名集まりますと道場も狭くなります。
準備体操も終わり子供達が整列して正座しました。4歳児から6年生まで学年に関係なく座っています。6年生ともなると私より大きな子がいます。子供達がぶつかってケガしそうです。さすがの私も一瞬どの様に指導しようかとまよいました。
しかしそこは伊達に合気道を50年間指導していません。まず身体が反応し、その後頭が回転し出しました。助手で来ている人達と、親子で稽古している人達に協力してもらい4才から2年生、3,4年生、5,6年生と3つのグループに分けました。皆に手を繋がらせての受け身です。両手を挙げさせ後受け身、次ぎは後に抜ける受け身です。私が号令を掛けました。最初は緊張していた子供達も、動き出すと子供本来ののびのびした動きに変わりました。
4才から2年生のグループには後首締めの呼吸投げを指導し、次ぎに人数の一番多い3~4年生の指導です。その間5~6年生のグループは杖の基本を助手の先生と練習します。小さいクラスの技が終わると、体力をつける補助体操を助手に頼み、杖の指導に走ります。普段稽古してない八の杖を号令で憶えさせると、また次のブループに走って戻り私は大忙しです。でもこの頃になると子供達も私の大声の号令と、プラスチックバットで畳を叩く音で私の思うように動く様になりました。
見学しているお母さん、お父さん、おばあさん、おじいさん達も我が子の技や動きに感心し、上手にできても、間違えても手を叩いたり、笑ったり完全に乗ってきました。大きな子供達は杖の稽古が終わると二人掛けです。稽古しているお母さん方はこの技は三段の技と驚いていました。見本を見せて1,2,3の号令で動けば出来ます。これを息つく暇もなく2種行い見学者にも拍手を貰いました。
最後は私の演武で講習会を締めくくりました。
ケガ人も事故もなく大成功の志優舘の子供クラス講習会でした。南指導員が稽古に来ている子供達だけでなく、その保護者の方々にも絶大な信用を受けている事に感心しました。稽古後に有志のお母さん、お父さん方と飲んだビールも美味しかったです。合気道小林道場の指導理念「一人でも多くの人に合気道を」を実践してくれている南啓子指導員ご苦労様です。
指導部の小峯房子指導員、わんぱく道場の高城寛子師範そして志優舘の南啓子指導員です。

小峯指導員は福生、立川、府中そして小平道場の水前会(水曜午前クラス)中心に指導しています。高城寛子師範は八王子道場で知り合った誠氏と結婚し、旦那の理解と協力で神奈川県橋本駅近くの自宅2階に20畳の専門道場をつくり指導しています。その他にも渋谷区体育館の渋谷会、本厚木体育館そして女子大でも指導しています。
今回の主人公である志優舘の南啓子指導員は草加道場にて親子で稽古を始めました。何でも夢中になるタイプです。本人曰く、仕事が忙しくて眠る時間も惜しい位でしたが合気道の稽古は休まず続けていました。しかし、色々な事情で稽古時間が合わなくなり稽古を中断せざるを得ませんでした。普通の人ならここで先生に「暫く休ませて下さい」の一言になります。

現在彼女が主宰する志優舘は埼玉県東部の三郷教室、松伏クラブ、瀬崎クラブ、吉川クラブの4つからなり、主に体育館を借用しています。三郷教室だけは駅前の貸し教室と体育館併用で稽古しています。私は南指導員が子供クラス中心にお母さん方を集め一生懸命指導している姿をみて、ある時指導に行くと約束しました。そして3月7日(日)の3時半から三郷市の体育館で実現したのです。
3月7日は生憎雨の降る寒い日になりました。こんな悪天候で子供達が出席するのかと体育館に30分前に行きましたが、私の心配をよそに柔道場と剣道道場合わせて300畳の広さに50~60名の子供達が大声をあげて走り回っており活気があふれていました。それに子供が参加となると引率のお母さん、お父さん、おまけにおばあさん、おじいちゃんも来ています。外の寒さを吹き飛ばすように熱気でむんむんしていました。
稽古は子供達自身で行う準備体操で始まりました。名前を呼ばれた子が臆せず大きな声で号令を掛けました。普段の南指導員の厳しい躾けを伺わせます。
小さい身体の子供達でも5~60名集まりますと道場も狭くなります。
準備体操も終わり子供達が整列して正座しました。4歳児から6年生まで学年に関係なく座っています。6年生ともなると私より大きな子がいます。子供達がぶつかってケガしそうです。さすがの私も一瞬どの様に指導しようかとまよいました。
しかしそこは伊達に合気道を50年間指導していません。まず身体が反応し、その後頭が回転し出しました。助手で来ている人達と、親子で稽古している人達に協力してもらい4才から2年生、3,4年生、5,6年生と3つのグループに分けました。皆に手を繋がらせての受け身です。両手を挙げさせ後受け身、次ぎは後に抜ける受け身です。私が号令を掛けました。最初は緊張していた子供達も、動き出すと子供本来ののびのびした動きに変わりました。
4才から2年生のグループには後首締めの呼吸投げを指導し、次ぎに人数の一番多い3~4年生の指導です。その間5~6年生のグループは杖の基本を助手の先生と練習します。小さいクラスの技が終わると、体力をつける補助体操を助手に頼み、杖の指導に走ります。普段稽古してない八の杖を号令で憶えさせると、また次のブループに走って戻り私は大忙しです。でもこの頃になると子供達も私の大声の号令と、プラスチックバットで畳を叩く音で私の思うように動く様になりました。

最後は私の演武で講習会を締めくくりました。
ケガ人も事故もなく大成功の志優舘の子供クラス講習会でした。南指導員が稽古に来ている子供達だけでなく、その保護者の方々にも絶大な信用を受けている事に感心しました。稽古後に有志のお母さん、お父さん方と飲んだビールも美味しかったです。合気道小林道場の指導理念「一人でも多くの人に合気道を」を実践してくれている南啓子指導員ご苦労様です。
by shihan_aikido
| 2010-03-15 09:15