2010年 07月 31日
2010年7月期 審査 |
合気道小林道場では年3回、3月、7月、11月に審査を行っています。7月18日(日)に各ブロックで8級~6級までの審査が行われました。7月25日(日)には5級から4段までの審査が本部道場を借用して行われました。
今年の特長はこの猛暑です。毎日35度以上の暑さを記録しています。審査練習のための稽古も大変暑く、皆大汗を流しながら稽古に励んでいました。ブロック別審査は技数も少なく、審査時間も長くありません。人数も各ブロック多くて20名前後なのでそんなに暑さ対策はとられませんでした。
本部道場での審査は準備が結構大変です。審査10日前に各指導部員に提出された審査用紙を各指導員がチェックし、記入漏れや誤記入が無いか、そして一番大切な前回の級や段の修得年月日をチェックします。今回の段、級の受験資格があるかないかを審査規定に照らして資格認定をします。一人でもこの資格を崩すと、あの人が受験できて、何故私が受験できないかといわれると小林道場の信用問題にもなりますので一切妥協しません。
チェックを受けた審査用紙は審査前の金曜日朝6時に所沢道場に集められます。全指導員が参加して組み合わせを行います。遠い指導員は早朝4時半には自宅を出て来る人もいます。毎金曜日の朝稽古は6時半から平常通り有りますので私も5時45分には小平道場を出発して所沢道場に6時10分頃到着し朝稽古の指導を担当します。私が道場に着く頃には他の指導員は道場の3階の事務所に集合し早速下記の事を考慮しながら受験者の組み合わせをします。
毎年夏7月の受験者は少なめになります。特に今年は猛暑です。私が各道場の指導時間に「審査用紙を提出したの?」と聞くと次回11月にしますと言う人が結構いました。今回の本部道場での受験者は普段より少なめの70名が受験しました。
組み合わせは各級・段の男女別にわけてから、受験者の身長、年齢そして技の傾向を考慮して組み合わせます。技の傾向と言うと分かりにくいと思いますが、力が強いく相手の迷惑を考えず遠慮なく技をかける人、緊張すると激しく技を掛ける人、受け身に多少癖のある人、また怪我などで動きに制限がある人もいます。上記の件を考慮して受験者を組み合わせ、相手を決めます。この様な細かい受験者の事は各道場の指導担当の先生しか分かりません。
組み合わせ後には採点表、合格者に渡す技の注意表、不合格者への通知書類、本部道場へ提出する書類等の準備をします。そして最後に審査担当者の配置表です。受験者は出題するのがどの指導者なのかを気にします。出題する指導員に各自の個性や癖がありますので、同じ級や段を出題しても多少違いが出ます。人によっては、毎回審査の時に出題された技を全てメモし、出題者の傾向を調べている人もいるくらいです。
最終打ち合わせ、書類の再確認、全ての準備が終わるのに朝食の時間も有りますが10時半頃になります。結構大変な仕事です。
さて審査当日、7月25日(日)は快晴です。審査は2部に分かれ、5級から3級は一番暑い時間帯の1時点呼です。点呼後直ぐ審査が行われ審査後20分ですぐに合否を発表します。後半の2級~4段は2時半点呼、直ぐ審査開始です。稽古着を着ただけで汗がでる状態でした。今回は水筒やペットボトルを道場内に持ち込み可にしました。出題担当者が許可した時にその場で水分補給ができます。これは受験者や見学者にも好評でした。
今回審査受験のプレッシャーと暑さで女性受験者が体調不良を訴えました。審査受験者には女性の医大の先生、看護師さんも何人かいましたが、その人達は自分の受験で緊張していて、とても介護を頼める雰囲気ではありませんでした。幸いにも、今回からわんぱく道場の高城寛子6段が審査の立ち合いに来ていましたので、適切な処置をしてくれました。彼女の本職は幼稚園の先生です。気分が悪くなった女性も受験時間内に回復し、自分の受験級を受け合格しました。こんな時男子指導部員だけでは何もできません。女性指導部員の立ち合いの必要性を実感しました。
私が審査の立ち会いに座った所は西日の一番当たる所でした。角ですので全然風が通りません。まさか正面の神棚前に移動するわけにもいかず地獄の1時間10分でした。受験者や受けを取った人も暑さと緊張で、剣の合わせで相手の頭を叩たりなどの多少のハプニングはありましたが、初段以上は無事に合格しました。特に3段を受験した60才の女性が最後まで息も乱さずに演武したのには恐れ入りました。これまでの稽古量の豊富さを審査官全員が賞賛していました。11月審査受験者は大いに稽古して下さい。今後も年3回審査会は続きます。事故なく無事全員が合格するのを祈っています。
今年の特長はこの猛暑です。毎日35度以上の暑さを記録しています。審査練習のための稽古も大変暑く、皆大汗を流しながら稽古に励んでいました。ブロック別審査は技数も少なく、審査時間も長くありません。人数も各ブロック多くて20名前後なのでそんなに暑さ対策はとられませんでした。
本部道場での審査は準備が結構大変です。審査10日前に各指導部員に提出された審査用紙を各指導員がチェックし、記入漏れや誤記入が無いか、そして一番大切な前回の級や段の修得年月日をチェックします。今回の段、級の受験資格があるかないかを審査規定に照らして資格認定をします。一人でもこの資格を崩すと、あの人が受験できて、何故私が受験できないかといわれると小林道場の信用問題にもなりますので一切妥協しません。
チェックを受けた審査用紙は審査前の金曜日朝6時に所沢道場に集められます。全指導員が参加して組み合わせを行います。遠い指導員は早朝4時半には自宅を出て来る人もいます。毎金曜日の朝稽古は6時半から平常通り有りますので私も5時45分には小平道場を出発して所沢道場に6時10分頃到着し朝稽古の指導を担当します。私が道場に着く頃には他の指導員は道場の3階の事務所に集合し早速下記の事を考慮しながら受験者の組み合わせをします。
毎年夏7月の受験者は少なめになります。特に今年は猛暑です。私が各道場の指導時間に「審査用紙を提出したの?」と聞くと次回11月にしますと言う人が結構いました。今回の本部道場での受験者は普段より少なめの70名が受験しました。
組み合わせは各級・段の男女別にわけてから、受験者の身長、年齢そして技の傾向を考慮して組み合わせます。技の傾向と言うと分かりにくいと思いますが、力が強いく相手の迷惑を考えず遠慮なく技をかける人、緊張すると激しく技を掛ける人、受け身に多少癖のある人、また怪我などで動きに制限がある人もいます。上記の件を考慮して受験者を組み合わせ、相手を決めます。この様な細かい受験者の事は各道場の指導担当の先生しか分かりません。
組み合わせ後には採点表、合格者に渡す技の注意表、不合格者への通知書類、本部道場へ提出する書類等の準備をします。そして最後に審査担当者の配置表です。受験者は出題するのがどの指導者なのかを気にします。出題する指導員に各自の個性や癖がありますので、同じ級や段を出題しても多少違いが出ます。人によっては、毎回審査の時に出題された技を全てメモし、出題者の傾向を調べている人もいるくらいです。
最終打ち合わせ、書類の再確認、全ての準備が終わるのに朝食の時間も有りますが10時半頃になります。結構大変な仕事です。
さて審査当日、7月25日(日)は快晴です。審査は2部に分かれ、5級から3級は一番暑い時間帯の1時点呼です。点呼後直ぐ審査が行われ審査後20分ですぐに合否を発表します。後半の2級~4段は2時半点呼、直ぐ審査開始です。稽古着を着ただけで汗がでる状態でした。今回は水筒やペットボトルを道場内に持ち込み可にしました。出題担当者が許可した時にその場で水分補給ができます。これは受験者や見学者にも好評でした。
今回審査受験のプレッシャーと暑さで女性受験者が体調不良を訴えました。審査受験者には女性の医大の先生、看護師さんも何人かいましたが、その人達は自分の受験で緊張していて、とても介護を頼める雰囲気ではありませんでした。幸いにも、今回からわんぱく道場の高城寛子6段が審査の立ち合いに来ていましたので、適切な処置をしてくれました。彼女の本職は幼稚園の先生です。気分が悪くなった女性も受験時間内に回復し、自分の受験級を受け合格しました。こんな時男子指導部員だけでは何もできません。女性指導部員の立ち合いの必要性を実感しました。
私が審査の立ち会いに座った所は西日の一番当たる所でした。角ですので全然風が通りません。まさか正面の神棚前に移動するわけにもいかず地獄の1時間10分でした。受験者や受けを取った人も暑さと緊張で、剣の合わせで相手の頭を叩たりなどの多少のハプニングはありましたが、初段以上は無事に合格しました。特に3段を受験した60才の女性が最後まで息も乱さずに演武したのには恐れ入りました。これまでの稽古量の豊富さを審査官全員が賞賛していました。11月審査受験者は大いに稽古して下さい。今後も年3回審査会は続きます。事故なく無事全員が合格するのを祈っています。
by shihan_aikido
| 2010-07-31 15:31