計画停電

　ＴＶの報道を見ていても小平道場の地区が計画停電の第何グループに入るのか良く分かりません。小平市の広報が大音量で流していますが、音が大きすぎて良く分かりません。選挙の候補者の放送の様に路地から路地を回って放送してもらった方が聞きやすいです。
　
　　16日（水）の小平道場大人クラスが停電時間と重なりました。18時20分になりましたが停電はしません。昨日も停電するとの報道でしたが停電は無く今日も騙されたかなと思っていますと19時に突然停電になりました。街中真っ暗です。車も裏道ですので走らず、人も歩いていません。私は終戦が小学3年生でしたので空襲警報の灯火管制、戦後の混乱の停電等経験していますのでそんなに慌てはしませんでした。事前に懐中電灯が二階自宅用2本、道場用は4本使えるという事を確認はしていました。
　
　　実際停電になって見ると、小さい懐中電灯では少し暗すぎるのとトイレや別の部屋に行くのに必ず１本は持って歩かなければなりません。2 階用の懐中電灯が2本では不便なので、ローソクの有るのを思い出し点火してみました。大きなローソクが何本かありましたが、ハワイでお土産にもらった装飾用のローソクは全然使い物にならない事が分かりました。それでも2本が使えますので点火し明るさを確保しました。

　　小平道場の大人クラスは19時30分から稽古なので19時10分に懐中電灯3本もち2 階から道場に行き掃除をして稽古の準備をしました。懐中電灯４本で道場を照らしてみましたが暗く気分的には稽古出来る雰囲気ではありませんでした。19時30の稽古時間過ぎても誰も来る人がいませんので2階に戻りました。しばらくすると、バーバラさんが「先生今日は稽古無いの？」と2階に上ってきました。「誰も来ないのでお茶でも飲みましょう」と雑談に変わりました。バーバラさんは大地震の時、大東文化大学の授業で校舎の8階にいてかなり揺れ本箱も倒れたそうです。東京、埼玉ではそんなに大きな被害はありませんでしたが、帰宅難民とガソリン、食糧、電池、トイレットペーパー等日常品の買い占めは憂慮される等の話になりました。

　　バーバラさんは「3月18日からアメリカに3月末まで行って来ますが、逃げるのではない、2カ月前から行くことは決めていた」と急に何回も言いだしました。私と女神様は意味が分かりませんでした。彼女が帰り、電気が点灯してからＴＶの報道で意味が分かりました。福島の原発の事故でアメリカ政府はアメリカ人に関西方面に移動するか、帰国するように通達が出ているのを知りました。海外では本当に深刻に受け止めているのを実感しました。バーバラさんが自宅に帰るまえに、海外道場の会員に対して各国での日本の被災者に対する寄付をお願いする英文の文章を書いて頂きました。

　今月は稽古の混乱が続くでしょう。一日でも早い平常の稽古に戻るように祈るだけです。電車での通勤、通学も混乱が続いています。各道場会員の皆さん体調にはくれぐれも気をつけて下さい。