2013年 05月 24日
北海道札幌 発寒道場 |
札幌、発寒道場の会員、山本有彦初段が5月の連休を利用して、小平道場で私の指導を受けたいと稽古にわざわざ来てくれました。若い人達のこの様な気持ちを高く評価し嬉しく思います。
稽古が終わりお茶を飲みながら感想を聞いていますと2013年4月9日の北海道新聞夕刊に紹介された発寒道場長、坂下薫師範の記事を見せてくれました。私も長年、坂下師範とは交流が有りますが合気道を始めた動機などはこの新聞記事で始めてしりました。この機会に坂下師範と札幌、発寒道場の事を小林道場関係の人達に知った頂く為に書きます。
坂下師範が合気道の稽古を始めたのは、北海道庁から東京の国会担当として出向した昭和53年(1978年)の事でした。宿舎えの帰り道で暴走族に襲われました。後ろから組みつかれ、鉄パイプで地面に押さえつけられて鞄を奪われました。空手2段、柔道も有段者でした。後ろからは無力でした。
近所に有った合気道の錬心舘道場(旧東村山道場で富士見町の高橋歯科の庭にありました)をのぞいてみた。不思議な光景だった。それほど力を使っているとは思えないのに派手に飛ばされている。相手が後ろから来ても同じだ。自分がやってきた武道とは全く違う事に驚かされた。仕掛けられた時だけ反応し、自分から何もしない。勝ち負けがなく、試合もしない。早速入門しました。その道場は小林道場の傘下の道場でした。 忙しい国会議員秘書役の仕事でしたが合気道の魅力に取りつかれ週3回稽古しました。国会合気会にも所属し国会議員や職員ともけいこしました。当時女優の由美かおるが熱心に合気道の稽古していました。本部道場では一緒に稽古した仲で今でも交流が有るそうです。
20年近く東京勤務でしたが北海道に戻っても、私と共に埼玉大学合気道部を創設した当時埼大3年生でした今村憲樹師範と札幌の中央体育館を借り長年合気道の普及に努力しました。札幌、発寒道場は定年後の再就職先を辞めた後、平成17年(2005年)に札幌市西区体育館の格技場を借りて開設しました。稽古日は土曜、日曜で合気道小林道場の傘下として活動しだしました。
サハリンが近いのでロシア、サハリンの人達が札幌、中央体育館で指導稽古していた時に稽古に来ていました。サハリンでも合気道が盛んに成っています。その人達の何名かが坂下師範を慕い西区体育館に移籍してきました。サハリン合気道国際連盟の責任者たちです。発寒道場が小林道場の傘下ですので自動的にサハリン合気道国際連盟も小林道場の傘下に入りました。現在では大人、子供合わせて200人以上が稽古されています。毎年坂下師範と小林道場の指導部で年何回か指導に行っています。今年は山脇指導部員が5月16日から21日まで稽古に行きました。サハリン講習会に指導部員と是非参加して下さい。
今までも何名かが参加しています。
坂下師範が自分で導きだした道場訓は
教える人も習う人も
1、おこるな 2、いばるな 3、あせるな 4、くさるな 5、まけるな
人生は楽しくまい進するもの
稽古場は自由な雰囲気つくりに心がけている。「うちの道場は何事も強制しない。休みたいときには休んでいい。だから子供達もわがままになっちゃうんだけどね」やさしさをもユーモアをも持ち合わせて武道家だ。と新聞で書かれています。
合気道小林道場の会員も北海道に観光、仕事で行くときは土、日稽古していますので是非稽古衣を持って一汗流してきてください。
by shihan_aikido
| 2013-05-24 22:12