2013年 10月 02日
「3年振りの韓国総師範講習会、稽古、演武会そして観光の「じぇ、じぇ、じぇ、」 |
日本では漢字で「合気道」と書くと「アイキドウ」と発音します。韓国では「合気道」と書くと「ハップキドウ」と発音します。日本の柔道、剣道も韓国式に発音すると・・・何回か韓国の人の発音を聞きましたが記憶できませんでした。しかし 柔道、剣道は日本式発音と韓国式発音との違いが有っても技や稽古内様は違いが有りません。でも合気道(アイキドウ)と合気道(ハップキドウ)とは技、稽古内様、稽古法も全然違います。
日本の合気道は創始者植芝盛平翁先生が幼少より日本古流の大東流を中心とした柔術、柔道、剣術、槍術を稽古、修業され、合わせて大本教を基本にした神道、古事記等の霊的修業もされました。そして悟り得て「相手と争わない武道」「合気道」を創設されました。幸せなことに小林道場総師範の私は合気道本部道場の内弟子、指導部員として創始者植芝盛平翁先生の存命中に18年間の長きに渡りご指導を受けることが出来ました。この教えを日夜皆さんに伝えるべき努力させて頂いております。
韓国の合気道(ハップキドウ)は大東流の武田総角師範に指導を受けた韓国人武道家が韓国に帰り普及しましたが突き、蹴りを中心とした武道に変わっていました。韓国の人々は長い間、合気道(ハップキドウ)が韓国の武道だと思い込んでいました。
合気道小林道場20周年演武会が、子供、学生、一般クラスの会員1000人の参加で東京都小平市の体育館で平成元年(1989年)5月31日(日)に開催されました。海外からアメリカ、カナダ、ドイツ、台湾の団体の参加が有りました。特別ゲストとして韓国の尹英限鉉総裁の率いる三山武術総連合会と云う合気道(ハップキドウ)の演武も有りました。
20周年の演武会
韓国の三山武術総連合会と云う合気道(ハップキドウ)の団体では稽古する人達は35才位まででしか稽古をしないそうです。参加した韓国の尹英限鉉総裁の息子さん(現在の尹大玄師範)が合気道小林道場の演武では50才、60才以上の人まで楽しそうに立派な演武をするのを見て驚きと感動を受けました。韓国に帰国後何年間か悩んだ末に、尹英限鉉総裁や家族の奥さんの反対を押し切って日本の「合気道」を韓国で広める決心をし、合気道小林道場の内弟子として住み込み修業をしました。
尹(ユン)大玄師範は韓国の合気道(ハップキドウ)・タイの格闘技ムエタイの重量級のチャンピオンで韓国武術界では知られた人でした。その彼が「合気道」は植芝盛平翁先生が創始した日本の武道だと公言し又本にして出版、普及に乗り出したので韓国武道界では大問題になりました。誹謗、中傷、脅しの電話、手紙が来て町を歩くときは壁を背にして歩いたと云っていました。三山武術総連合会の組織は分裂、稽古する人も激減、道場の維持も困難になり、奥さんの 話によると生活費も困窮したそうです。小林道場の励ましと、協力が無かったら乗り切れ無かったと今回も奥さんがしみじみ私に思い出話しをして感謝してくれていました。
合気道と韓国の合気道(ハップキドウ)は漢字で書くと同じです。尹大玄師範は誤解を避けるために「合気道」をローマジで「Aikido」と書き誤解を得ない様に努力されていました。合気道小林道場から講習会、演武会に毎年指導員派遣し、岩井合宿、全日本演武会に参加協力してもらい交流を続けきました。紆余曲折が有りましたが尹大玄師範の合気道を韓国に広げようとする情熱、努力そして卓越した指導力で毎年広がり続けてきました。
今年の19回の講習会、演武会には総師範の私が小林道場会員6名を連れて参加しました。今回の講習会、演武会のポスターを見て下さい。合気道が韓国に浸透してきて今回初めてポスターにAikidoとローマ字で入れずに漢字だけのポスターを創る自信が出来ましたと胸を張っていました。素晴らしい事です。
我々日本人の発想では師範をお呼びしての講習会では下記の通りに行います。先ず師範の教えを学び、審査会で昇段を受験合格し、道場の仲間と喜び合いそして日頃の成果を発表する演武会そして打ち上げ宴会との順で行事を行います。国が変われば発想も違います。この度の私の大韓合気道会の行事内容は 東橋小学校体育館にて9/7「審査会」「演武会」「宴会」9/8午前「有段者講習会」「昼食」「有級者講習会」15分休憩「全員参加講習会」でした。
審査の写真

9月6日(土)
14:00~15:30 昇段審査会 受験者 初段16名、2段6名、3段2名
小学校の広い体育館ですので、舞台が有ります。審査員は舞台の上から審査をします。受験者は胸に番号を付け、3組ずつ演武しました。合気道小林道場と同じ審査規定です。技の名前が韓国語と日本語で出題される以外は全て同じです。受験者は日頃の鍛錬した成果を演武します。全員演武後採点者の協議の上その場で名前を呼ばれ合格、不合格が発表されます。私も舞台の上からの採点でしたが、座る位置が高いので全体見渡すのに見やすく採点し易かったです。5年ぶりの私の審査立ち合いです。皆さん一生懸命練習の成果で全員合格でした。
16:00~17:30 演武会
韓国全土から集まった道場別、剣、杖、親子夫婦演武等です。大韓合気道会の演武は尹大玄師範で締めくくられました。その後合気道小林道場道場の人達の演武です。
福島健太郎5段(新座)、泉智太郎4段(所沢)、深田武夫3段(所沢)、大木登子3段(小平)、氷見直子2段(所沢)、捧貴子2段(所沢)、今野弘子初段(保谷)です。 三組同時演武です。詳しい事は指導員ブログ欄、大木3段のブログを読んでください。
合気道小林道場会員の演武終了です。次は私の出番で後ろを見ると受けが誰もいません。福島5段が自分たちの演武の相談に一生懸命で、総師範の受けを韓国の会員に頼むのを忘れていたそうです。ふと脇を見ると、司会をしている成周桓4段と目が合いました。彼も困った様な顔をしていました。 尹大玄師範の愛弟子で日本語の通訳もしてくれています。「受けを」と声を掛けます書類を放り出して附いてきました。彼は所沢道場で内弟子も経験した警察官で2年前は東チモールで大統領の護衛官をし、合気道も指導していました。現在は空港の警備隊長をしている様なエリートです。
演武の動画
今回の集まった会員を写真で見て下さい。200名近い人達です。5年前に殆ど居なかった女子会員が2割以上に成っていました。驚くべき事です。合気道が韓国社会に根図いてきた証拠です。

19:00~21:30 祝賀会
祝賀会は100名以上の参加で盛り上がりました。予定では19時でしたが皆が18時に店に集まってしまいました。日本では時間まで待たされますが、一般の客を追い出し、始まったのには驚きです。韓国の良さですか?韓国ビール、焼酎が飲み放題のようで、無くなるとテーブルの上に並び乾杯、乾杯酔えば万国共通、歌までは出ませんでしたが盛りあがりました。
韓国で稽古している日本人達が私に声を掛けてくれました。海上自衛官で大使館勤務の人です。稽古は韓国で始めたと云っていました。一ツ橋学園駅の小平基地に勤務したことが有るそうです。もっと早く合気道を稽古していれば小平道場で稽古出来たのにと残念がっていました。デモが有ると警備で新聞に載ると嘆いていました。韓国映画、TVで日本語の声優をしている人もいました。今回の9日に開かれる武術会議でも通訳をしてくれます。二人とも今回初段合格者でした。もう一人は本部で稽古していた人でソウル大学に留学中です。何回も韓国に来ている福島5段が顔見知りの人達との乾杯、乾杯に巻き込まれ韓国焼酎にやられてダウンしました。明日は講習会ですので22時にはホテルに帰りました。
宴会の写真

9月8日(日)
10:00~11:30 有段者講習会 7~80名
12:00~14:00 昼食 合気道国際連盟 理事長 ピーター ゴールズベリ師範が韓国武術会議の為に来韓されたのでサッポロという日本レストランに行きました。尹大玄師範夫妻、ピーター ゴールズベリ師範、通訳、理事、私と10名です。かなり高級な店でした。先ず豪華に盛った刺身にキムチ、わさびが出てきました。醤油が無いので戸惑っていると給仕の女性がキムチを広げてその上に刺身、わさびを乗せ巻いて食べる様にと教えてくれました。刺身のキムチ巻きです。現代のギャク、「じぇ、じぇ、じぇ」、古いギャグ「オット驚くため五郎」でした。天ぷら、すき焼き、と日本料理フルコースが出てきました。次は・・・と云われましたが14時の稽古に間に合わないので私のみ稽古の為に退席し道場に、残念!何がでたのか知りたいです。次回は皆さんでこの店に行ってみましょう。
14:00~15:30 有級講習会 有段者も混じりましたので100名
30分休憩 稽古が終わり汗を拭いていると一人が先生と一緒に写真をと云ってきました。撮らせると我も、我もと休む暇も無く休憩時間終り。思わず稽古始まる前にトイレに行かせてと云ってしまいました。
16:00~17:30 有級、有段者全員 160~70名
1時間半の講習会1日3回です。私の指導は皆と一緒に受け身を取り、説明殆ど無しでの指導です。日頃の節制と鍛錬で元気でこの講習会が出来た事は神に感謝です。


19:00から夕食でした。ユン夫妻、韓国合気道会の理事4名、小林道場7名です。「焼き肉を食べに行きたい!」と昼から小林道場会員が云っていたのをユン師範が聞き、招待してくれました。骨附きで巻いてある肉を炭火で焼き、レタスで包、玉ねぎの入っている少し甘いタレを付けて食べると絶品でした。ビール、焼酎で乾杯皆満足、満足、大満足。会計は理事のベトナム語が専門の大学教授の驕りでした。感謝、感謝です。
9月9日 午前中は小林道場の女性群と観光でした。大木さんのブログを参照して下さい。
15:00 私と福島5段は「忠州世界武術祭り」に参加の為ホテルを出発
「忠州世界武術祭り」は韓国にて1998年から毎年9月に行われている武術関連イベント
韓国の他世界各国の武術、格闘技の関係者を集めて、演武や体験練習会をいます。
http://www.martialarts.or.kr
会場は日本では絶対考えられない「武術テーマ―パーク」です。芸能、物産、飲食と手広く興業している会社が総合観光事業の一環とし行っているようです。その広さは写真で見て下さい。韓国では武術も事業の一つという考えが有る様です。

尹大玄師範、ピーター ゴールズベリ師範、通訳の人達は昼間の武術役員会議に参加しました。政府の関係者も出席した席で、大韓合気道会長、尹大玄師範、国際合気道連盟理事長ピーター ゴールズベリ師範が合気道と韓国の合気道(ハップキドウ)と漢字が同じなのに、稽古している技が違うのは国際的に認められないと強く主張したそうです。韓国政府関係者も合気道(ハップキドウ)が名前を変える事に理解を示したと会議の成功を強調していました。
合気道の演武は20:00から韓国の有名な俳優の司会ではじまりました。他の武術は突、蹴り主体の格闘技でした。私に対するインタビューも「合気道は相手に対して勝ち負けでは無く、自分自身に勝つ吾勝です。如何に円く自然に動くかを修業します。世界的には動く禅として高く評価されています」と短く話しました。この解説は分かりやすく、見学者に合気道が非常に高く評価されたとユン師範は話していました。
演武の写真

来年は大韓合気道会の20周年が多分6月に開催されます。ユン師範は「大韓合気道会の恩人である総師範には絶対来て下さい」と云われています。是非希望者は私と一緒に行きましょう。
来年合気道小林道場45周年京都で秋に開催される行事にも是非参加をお願いします。
日本の合気道は創始者植芝盛平翁先生が幼少より日本古流の大東流を中心とした柔術、柔道、剣術、槍術を稽古、修業され、合わせて大本教を基本にした神道、古事記等の霊的修業もされました。そして悟り得て「相手と争わない武道」「合気道」を創設されました。幸せなことに小林道場総師範の私は合気道本部道場の内弟子、指導部員として創始者植芝盛平翁先生の存命中に18年間の長きに渡りご指導を受けることが出来ました。この教えを日夜皆さんに伝えるべき努力させて頂いております。
韓国の合気道(ハップキドウ)は大東流の武田総角師範に指導を受けた韓国人武道家が韓国に帰り普及しましたが突き、蹴りを中心とした武道に変わっていました。韓国の人々は長い間、合気道(ハップキドウ)が韓国の武道だと思い込んでいました。
合気道小林道場20周年演武会が、子供、学生、一般クラスの会員1000人の参加で東京都小平市の体育館で平成元年(1989年)5月31日(日)に開催されました。海外からアメリカ、カナダ、ドイツ、台湾の団体の参加が有りました。特別ゲストとして韓国の尹英限鉉総裁の率いる三山武術総連合会と云う合気道(ハップキドウ)の演武も有りました。
20周年の演武会
韓国の三山武術総連合会と云う合気道(ハップキドウ)の団体では稽古する人達は35才位まででしか稽古をしないそうです。参加した韓国の尹英限鉉総裁の息子さん(現在の尹大玄師範)が合気道小林道場の演武では50才、60才以上の人まで楽しそうに立派な演武をするのを見て驚きと感動を受けました。韓国に帰国後何年間か悩んだ末に、尹英限鉉総裁や家族の奥さんの反対を押し切って日本の「合気道」を韓国で広める決心をし、合気道小林道場の内弟子として住み込み修業をしました。
尹(ユン)大玄師範は韓国の合気道(ハップキドウ)・タイの格闘技ムエタイの重量級のチャンピオンで韓国武術界では知られた人でした。その彼が「合気道」は植芝盛平翁先生が創始した日本の武道だと公言し又本にして出版、普及に乗り出したので韓国武道界では大問題になりました。誹謗、中傷、脅しの電話、手紙が来て町を歩くときは壁を背にして歩いたと云っていました。三山武術総連合会の組織は分裂、稽古する人も激減、道場の維持も困難になり、奥さんの 話によると生活費も困窮したそうです。小林道場の励ましと、協力が無かったら乗り切れ無かったと今回も奥さんがしみじみ私に思い出話しをして感謝してくれていました。
合気道と韓国の合気道(ハップキドウ)は漢字で書くと同じです。尹大玄師範は誤解を避けるために「合気道」をローマジで「Aikido」と書き誤解を得ない様に努力されていました。合気道小林道場から講習会、演武会に毎年指導員派遣し、岩井合宿、全日本演武会に参加協力してもらい交流を続けきました。紆余曲折が有りましたが尹大玄師範の合気道を韓国に広げようとする情熱、努力そして卓越した指導力で毎年広がり続けてきました。
今年の19回の講習会、演武会には総師範の私が小林道場会員6名を連れて参加しました。今回の講習会、演武会のポスターを見て下さい。合気道が韓国に浸透してきて今回初めてポスターにAikidoとローマ字で入れずに漢字だけのポスターを創る自信が出来ましたと胸を張っていました。素晴らしい事です。
我々日本人の発想では師範をお呼びしての講習会では下記の通りに行います。先ず師範の教えを学び、審査会で昇段を受験合格し、道場の仲間と喜び合いそして日頃の成果を発表する演武会そして打ち上げ宴会との順で行事を行います。国が変われば発想も違います。この度の私の大韓合気道会の行事内容は 東橋小学校体育館にて9/7「審査会」「演武会」「宴会」9/8午前「有段者講習会」「昼食」「有級者講習会」15分休憩「全員参加講習会」でした。
審査の写真

9月6日(土)
14:00~15:30 昇段審査会 受験者 初段16名、2段6名、3段2名
小学校の広い体育館ですので、舞台が有ります。審査員は舞台の上から審査をします。受験者は胸に番号を付け、3組ずつ演武しました。合気道小林道場と同じ審査規定です。技の名前が韓国語と日本語で出題される以外は全て同じです。受験者は日頃の鍛錬した成果を演武します。全員演武後採点者の協議の上その場で名前を呼ばれ合格、不合格が発表されます。私も舞台の上からの採点でしたが、座る位置が高いので全体見渡すのに見やすく採点し易かったです。5年ぶりの私の審査立ち合いです。皆さん一生懸命練習の成果で全員合格でした。
16:00~17:30 演武会
韓国全土から集まった道場別、剣、杖、親子夫婦演武等です。大韓合気道会の演武は尹大玄師範で締めくくられました。その後合気道小林道場道場の人達の演武です。
福島健太郎5段(新座)、泉智太郎4段(所沢)、深田武夫3段(所沢)、大木登子3段(小平)、氷見直子2段(所沢)、捧貴子2段(所沢)、今野弘子初段(保谷)です。 三組同時演武です。詳しい事は指導員ブログ欄、大木3段のブログを読んでください。
合気道小林道場会員の演武終了です。次は私の出番で後ろを見ると受けが誰もいません。福島5段が自分たちの演武の相談に一生懸命で、総師範の受けを韓国の会員に頼むのを忘れていたそうです。ふと脇を見ると、司会をしている成周桓4段と目が合いました。彼も困った様な顔をしていました。 尹大玄師範の愛弟子で日本語の通訳もしてくれています。「受けを」と声を掛けます書類を放り出して附いてきました。彼は所沢道場で内弟子も経験した警察官で2年前は東チモールで大統領の護衛官をし、合気道も指導していました。現在は空港の警備隊長をしている様なエリートです。
演武の動画
今回の集まった会員を写真で見て下さい。200名近い人達です。5年前に殆ど居なかった女子会員が2割以上に成っていました。驚くべき事です。合気道が韓国社会に根図いてきた証拠です。

19:00~21:30 祝賀会
祝賀会は100名以上の参加で盛り上がりました。予定では19時でしたが皆が18時に店に集まってしまいました。日本では時間まで待たされますが、一般の客を追い出し、始まったのには驚きです。韓国の良さですか?韓国ビール、焼酎が飲み放題のようで、無くなるとテーブルの上に並び乾杯、乾杯酔えば万国共通、歌までは出ませんでしたが盛りあがりました。
韓国で稽古している日本人達が私に声を掛けてくれました。海上自衛官で大使館勤務の人です。稽古は韓国で始めたと云っていました。一ツ橋学園駅の小平基地に勤務したことが有るそうです。もっと早く合気道を稽古していれば小平道場で稽古出来たのにと残念がっていました。デモが有ると警備で新聞に載ると嘆いていました。韓国映画、TVで日本語の声優をしている人もいました。今回の9日に開かれる武術会議でも通訳をしてくれます。二人とも今回初段合格者でした。もう一人は本部で稽古していた人でソウル大学に留学中です。何回も韓国に来ている福島5段が顔見知りの人達との乾杯、乾杯に巻き込まれ韓国焼酎にやられてダウンしました。明日は講習会ですので22時にはホテルに帰りました。
宴会の写真

9月8日(日)
10:00~11:30 有段者講習会 7~80名
12:00~14:00 昼食 合気道国際連盟 理事長 ピーター ゴールズベリ師範が韓国武術会議の為に来韓されたのでサッポロという日本レストランに行きました。尹大玄師範夫妻、ピーター ゴールズベリ師範、通訳、理事、私と10名です。かなり高級な店でした。先ず豪華に盛った刺身にキムチ、わさびが出てきました。醤油が無いので戸惑っていると給仕の女性がキムチを広げてその上に刺身、わさびを乗せ巻いて食べる様にと教えてくれました。刺身のキムチ巻きです。現代のギャク、「じぇ、じぇ、じぇ」、古いギャグ「オット驚くため五郎」でした。天ぷら、すき焼き、と日本料理フルコースが出てきました。次は・・・と云われましたが14時の稽古に間に合わないので私のみ稽古の為に退席し道場に、残念!何がでたのか知りたいです。次回は皆さんでこの店に行ってみましょう。
14:00~15:30 有級講習会 有段者も混じりましたので100名
30分休憩 稽古が終わり汗を拭いていると一人が先生と一緒に写真をと云ってきました。撮らせると我も、我もと休む暇も無く休憩時間終り。思わず稽古始まる前にトイレに行かせてと云ってしまいました。
16:00~17:30 有級、有段者全員 160~70名
1時間半の講習会1日3回です。私の指導は皆と一緒に受け身を取り、説明殆ど無しでの指導です。日頃の節制と鍛錬で元気でこの講習会が出来た事は神に感謝です。


19:00から夕食でした。ユン夫妻、韓国合気道会の理事4名、小林道場7名です。「焼き肉を食べに行きたい!」と昼から小林道場会員が云っていたのをユン師範が聞き、招待してくれました。骨附きで巻いてある肉を炭火で焼き、レタスで包、玉ねぎの入っている少し甘いタレを付けて食べると絶品でした。ビール、焼酎で乾杯皆満足、満足、大満足。会計は理事のベトナム語が専門の大学教授の驕りでした。感謝、感謝です。
9月9日 午前中は小林道場の女性群と観光でした。大木さんのブログを参照して下さい。
15:00 私と福島5段は「忠州世界武術祭り」に参加の為ホテルを出発
「忠州世界武術祭り」は韓国にて1998年から毎年9月に行われている武術関連イベント
韓国の他世界各国の武術、格闘技の関係者を集めて、演武や体験練習会をいます。
http://www.martialarts.or.kr
会場は日本では絶対考えられない「武術テーマ―パーク」です。芸能、物産、飲食と手広く興業している会社が総合観光事業の一環とし行っているようです。その広さは写真で見て下さい。韓国では武術も事業の一つという考えが有る様です。

尹大玄師範、ピーター ゴールズベリ師範、通訳の人達は昼間の武術役員会議に参加しました。政府の関係者も出席した席で、大韓合気道会長、尹大玄師範、国際合気道連盟理事長ピーター ゴールズベリ師範が合気道と韓国の合気道(ハップキドウ)と漢字が同じなのに、稽古している技が違うのは国際的に認められないと強く主張したそうです。韓国政府関係者も合気道(ハップキドウ)が名前を変える事に理解を示したと会議の成功を強調していました。
合気道の演武は20:00から韓国の有名な俳優の司会ではじまりました。他の武術は突、蹴り主体の格闘技でした。私に対するインタビューも「合気道は相手に対して勝ち負けでは無く、自分自身に勝つ吾勝です。如何に円く自然に動くかを修業します。世界的には動く禅として高く評価されています」と短く話しました。この解説は分かりやすく、見学者に合気道が非常に高く評価されたとユン師範は話していました。
演武の写真

来年は大韓合気道会の20周年が多分6月に開催されます。ユン師範は「大韓合気道会の恩人である総師範には絶対来て下さい」と云われています。是非希望者は私と一緒に行きましょう。
来年合気道小林道場45周年京都で秋に開催される行事にも是非参加をお願いします。
by shihan_aikido
| 2013-10-02 10:22