新中学生一般クラスへ

　合気道小林道場では原則的に、４才～小学校６年生までを子供クラスとして指導しています。（道場によって多少違いがある場合もあります。）子供クラスの６年生が４月になり、新中学生となって一般クラスに稽古に来る様になります。
始めて一般クラスに出席した子供達は非常に緊張した感じです。子供クラスではいかに身体を動かし、楽しく鍛えながら合気道の技を覚えます。又先生の指導の中で子供クラスでは今まで一番学年が上で自分の好きなように稽古出来ました。稽古を楽しみながら行ってきました。
しかし一般クラスは中、高校、大学生や両親より年上の人達で体力、気力そして技も優れた人達に混じって稽古するのです。稽古方法も本格的な技を習得する稽古法に一変します。一部の子供達は我々よりも背が高くなっている子供もいますが体力はありません。稽古方法も違います。とまどうのも仕方がありません。
　小平道場も４月９日（日）の稽古日だけで子供クラスから新中学生６名が一般クラスに加わりました。昨年大人クラスに参加した子供クラスの先輩の何人かの顔を見つけるとホットした様子で話し掛けたりしています。中学になると長年続けた合気道を部活や塾とのかねあいで止めてしまう子達が結構います。稽古を続けている一年先輩の子達と比較すると１年で体格、態度、技に格段の差が出来ているのに驚かされます。矢張り何事も継続すればそれなりの物を習得出来ることを思い知らされます。
　いきなり大人クラスの人達と稽古させるとお互いにとまどいますので子供クラス、大人クラスと共通した技から稽古を始めます。後両手取り呼吸投、片手取り一教などは一般クラス、子供クラス共通な技です。慣れた頃に一般クラスと子供クラスの技の違いを皆に示しながら、子供達に違いを理解させ先輩達に指導して貰います。４～５回も稽古に来れば柔軟性のある子供達です。雰囲気、技になれてきます。しかし体格、体力が違いますので怪我には指導者は注意しなければ成りません。結構先輩の大人達は自分の子供達に相手にされずにいる年代の人が多くいますので、稽古で自分のいうことを素直に良く聞いていれる子供達が可愛いらしく結構良く面倒を見てくれます。一般社会では少子高齢化がどんどん進んでいます。子供が少ないとどうしても世間一般では甘やかして育ててしまいます。合気道小林道場では合気道でこれから日本を担う子供達の教育の一端を担っています。日本の伝統文化の武道、合気道の稽古を通して日本人としての誇りと教養のある立派な子供達に育てて行きたいと思います。合気道もアメリカ、ヨーロッパで日本より合気道が盛んな国が出てきています。負けない様に合気道小林道場では一人でも多くの人に合気道をモットーに普及活動をしています。是非会員の皆さんを協力して頂き合気道を広めて行きましょう。宜しくお願い致します。