2014年 10月 14日
大成功の合気道小林道場45周年京都大会 |
第一部:京都武徳殿敷地内体育館での講習会
2014年9月27日(土)合気道小林道場45周年京都大会開催1週間前、心配した様に15号の台風が発生しました。沖縄沖で突然本土に向かってカーブしてきました。小林道場は「ついて」いました。台風15号は各地に大雨を降らしましたが25日木曜日に本土を通り過ぎたのです。
9月26日(金)から京都でも年間何日も無いと云う快晴の夕方、小林道場指導部は京都連盟の方々や夜行バスで行っている海外からの住み込み内弟子、大学生合気道部員達と18時に体育館に集合しました。体育館の講習会場450畳、演武会場、武徳殿200畳を敷き、講習会、演武会そして祝賀会の総ての準備を行いました。9月27日、大会当日も快晴です。指導部は9時には講習会場に行き受付を開始しました。
私は合気道を修業して今年で60年に成ります。昭和30年(1955年)4月~平成26年(2014年)9月です。今回の講習会には25ヵ国男女の合気道家450名が集まりました。多くの人達、70%が普段私と稽古する機会が無い人達です。私の本部入門当時や修業時代の写真や雑誌記事、小平の自宅に手造りの道場を建て、どの様に小林道場が現在の様に成ったかを写真と日本語、英語で簡単な解説を付け20枚ほど体育館の壁に張り出しました。
貼り出した写真の一部
講習会開始時間は11時ですが、殆どの人達が1時間以上前から来てくれました。皆さん時間が有るのでこの掲示を見たり、写真に撮ったりしていました。私に会うと盛んに話しかけられました。この掲示は60年前の新宿の本部道場での稽古と当時の内弟子の修業と様子や小林道場と私を理解させるのに大いに役にたったと思います。今まで誰も行った事の無い企画でしたので多くの人達が関心を持ってくれました。
11時から弘明道場長の講習会が開始されました。400畳の畳に上に450名座りました。座っただけで2/3の場所を占めました。準備体操で広がると畳の上は全然スペースが有りません。稽古指導が始まると、普段の小林道場での指導方針で慣れたもの、1グループ3,4名で組んでくれました。何の心配も有りませんでした。弘明道場長、指導部員がお互いにぶつかる事だけ注意して回りました。快晴で真夏日になり、広くて、2階に観覧席が有る体育館ですが、450名です。皆汗だくで稽古しました。この様な多人数での弘明道場長の指導を見る機会は殆ど私には有りません。さすが毎年、2ヵ月に一回は海外での指導を経験しています。場合によっては1000名近い人数を指導しています。その経験が如実に現れ活気溢れる稽古指導でした。
12時に一部の稽古が終了、直ぐ記念写真です。膝に怪我をしている先生方もいますので、一列目に椅子を配置記念写真です。撮影終了と同時に二部の総師範小林保雄の指導が始まりました。弘明道場長と同じような指導しても若さあふれる指導には敵いません。丁度、私が一部稽古中に壁際の椅子に座って見学している後ろの壁に参加国一覧表が張って有りました。それを剥がして稽古場に持って行きました。
殆どの皆さんが一部で稽古しています。私も見学している時に準備体操をしています。簡単な準備体操、全員の受け身の後、直ぐに指導に入りました。中央に立ち参加国一覧表を持ちながら「オーストラリア」と叫びました。パースで指導している「フレデイ四段」が走って出てきました。横面打ち四方投と大きな声で云い私が先に受けを取りました。その後、私が彼を投げ「稽古始め」と私が叫びました。次は「ブラジル」と大声をだし、呼び出し横面打一教と云い彼が私を一教で抑え、私も技を行いました。此の頃に成ると参加者の皆さんは私が何を考えているか分かり出しました。稽古は普通の様に行い、汗も拭かせます。この様な調子で「ブルガリア」・「チリ」・「チャイナ」と呼ぶと拍手がわく様になり会場の雰囲気も盛り上がってきました。私が飛び受け身をするとドヨメキと拍手喝采です。
「フインランド」・「ギリシャ」・「ホンコン」・「ハンガリー」の順番で稽古は続きます。ハンガリー小林道場の会長サボー五段が飛び出してきました。ハンガリーはベルリンの壁崩壊の翌年1990年に弘明道場長がポーランドに協力隊シニア隊員として半年間派遣されました。その時に私がポーランド訪問した時、
空港でプラカードを持ち一面識もない私に「お金は無いのですが合氣道を教えて下さい」訴えた3名の一人です。結び基金の援助で現在はハンガリーで一番大きな合気道グループ「ハンガリー小林道場協会」に成っています。次は日本です。今回は京都連盟の方々にお世話に成っています。京都と大きな声で呼びますと堀口参段と責任者の声と共に手を挙げて中央に来てくれました。
「韓国」・「マカオ」・「ノルウエー」・「ロシア」・「セルビア」・そして「スウェーデン」です。ウルバン六段は1980年に25才で小林道場の住み込み内弟子の草分けです。弘明道場長の中学生の苦手な英語を教えてくれた人です。現在はストックホルムの中心街で門弟500名を持つ道場の指導者に成っています。体重130キロです。私と目が合うと巨体を揺すって出てきました。四教の受けを私が先に受けを取り、私の番では腕が太くて持てません。仕方がないの「つねって」やりました。皆大笑いです。スウェーデンの弟子達はウルバン師範の受けを見るのは始めただと云っていました。
「台湾」・「チュニジア」・このころに成ると受けを取り続けていますのでさすがに私も疲れてきました。思いついたのは2人掛四方投げです。これならいっぺんに2ヵ国終わります。最後に「UK」・「USA」イギリス、アメリカです。走って前に投げる2人投呼吸投です。私が3,4畳走って投げました。その後450名が400畳の上での15組位に別れて行いました。最後に大いに盛り上がりました。汗だくの中講習会は一人のけが人も無く無事終わりました。参加国全員の受けを取っての講習会は私も、参加した各国の合気道家も初めてでしたので皆楽しかったと云ってくれました。自画自賛ですが講習会は大成功だと思っています。
第2部につづく
その他の講習会の写真はこちらへ。
2014年9月27日(土)合気道小林道場45周年京都大会開催1週間前、心配した様に15号の台風が発生しました。沖縄沖で突然本土に向かってカーブしてきました。小林道場は「ついて」いました。台風15号は各地に大雨を降らしましたが25日木曜日に本土を通り過ぎたのです。
9月26日(金)から京都でも年間何日も無いと云う快晴の夕方、小林道場指導部は京都連盟の方々や夜行バスで行っている海外からの住み込み内弟子、大学生合気道部員達と18時に体育館に集合しました。体育館の講習会場450畳、演武会場、武徳殿200畳を敷き、講習会、演武会そして祝賀会の総ての準備を行いました。9月27日、大会当日も快晴です。指導部は9時には講習会場に行き受付を開始しました。
私は合気道を修業して今年で60年に成ります。昭和30年(1955年)4月~平成26年(2014年)9月です。今回の講習会には25ヵ国男女の合気道家450名が集まりました。多くの人達、70%が普段私と稽古する機会が無い人達です。私の本部入門当時や修業時代の写真や雑誌記事、小平の自宅に手造りの道場を建て、どの様に小林道場が現在の様に成ったかを写真と日本語、英語で簡単な解説を付け20枚ほど体育館の壁に張り出しました。
貼り出した写真の一部
講習会開始時間は11時ですが、殆どの人達が1時間以上前から来てくれました。皆さん時間が有るのでこの掲示を見たり、写真に撮ったりしていました。私に会うと盛んに話しかけられました。この掲示は60年前の新宿の本部道場での稽古と当時の内弟子の修業と様子や小林道場と私を理解させるのに大いに役にたったと思います。今まで誰も行った事の無い企画でしたので多くの人達が関心を持ってくれました。
11時から弘明道場長の講習会が開始されました。400畳の畳に上に450名座りました。座っただけで2/3の場所を占めました。準備体操で広がると畳の上は全然スペースが有りません。稽古指導が始まると、普段の小林道場での指導方針で慣れたもの、1グループ3,4名で組んでくれました。何の心配も有りませんでした。弘明道場長、指導部員がお互いにぶつかる事だけ注意して回りました。快晴で真夏日になり、広くて、2階に観覧席が有る体育館ですが、450名です。皆汗だくで稽古しました。この様な多人数での弘明道場長の指導を見る機会は殆ど私には有りません。さすが毎年、2ヵ月に一回は海外での指導を経験しています。場合によっては1000名近い人数を指導しています。その経験が如実に現れ活気溢れる稽古指導でした。
12時に一部の稽古が終了、直ぐ記念写真です。膝に怪我をしている先生方もいますので、一列目に椅子を配置記念写真です。撮影終了と同時に二部の総師範小林保雄の指導が始まりました。弘明道場長と同じような指導しても若さあふれる指導には敵いません。丁度、私が一部稽古中に壁際の椅子に座って見学している後ろの壁に参加国一覧表が張って有りました。それを剥がして稽古場に持って行きました。
殆どの皆さんが一部で稽古しています。私も見学している時に準備体操をしています。簡単な準備体操、全員の受け身の後、直ぐに指導に入りました。中央に立ち参加国一覧表を持ちながら「オーストラリア」と叫びました。パースで指導している「フレデイ四段」が走って出てきました。横面打ち四方投と大きな声で云い私が先に受けを取りました。その後、私が彼を投げ「稽古始め」と私が叫びました。次は「ブラジル」と大声をだし、呼び出し横面打一教と云い彼が私を一教で抑え、私も技を行いました。此の頃に成ると参加者の皆さんは私が何を考えているか分かり出しました。稽古は普通の様に行い、汗も拭かせます。この様な調子で「ブルガリア」・「チリ」・「チャイナ」と呼ぶと拍手がわく様になり会場の雰囲気も盛り上がってきました。私が飛び受け身をするとドヨメキと拍手喝采です。
「フインランド」・「ギリシャ」・「ホンコン」・「ハンガリー」の順番で稽古は続きます。ハンガリー小林道場の会長サボー五段が飛び出してきました。ハンガリーはベルリンの壁崩壊の翌年1990年に弘明道場長がポーランドに協力隊シニア隊員として半年間派遣されました。その時に私がポーランド訪問した時、
空港でプラカードを持ち一面識もない私に「お金は無いのですが合氣道を教えて下さい」訴えた3名の一人です。結び基金の援助で現在はハンガリーで一番大きな合気道グループ「ハンガリー小林道場協会」に成っています。次は日本です。今回は京都連盟の方々にお世話に成っています。京都と大きな声で呼びますと堀口参段と責任者の声と共に手を挙げて中央に来てくれました。
「韓国」・「マカオ」・「ノルウエー」・「ロシア」・「セルビア」・そして「スウェーデン」です。ウルバン六段は1980年に25才で小林道場の住み込み内弟子の草分けです。弘明道場長の中学生の苦手な英語を教えてくれた人です。現在はストックホルムの中心街で門弟500名を持つ道場の指導者に成っています。体重130キロです。私と目が合うと巨体を揺すって出てきました。四教の受けを私が先に受けを取り、私の番では腕が太くて持てません。仕方がないの「つねって」やりました。皆大笑いです。スウェーデンの弟子達はウルバン師範の受けを見るのは始めただと云っていました。
「台湾」・「チュニジア」・このころに成ると受けを取り続けていますのでさすがに私も疲れてきました。思いついたのは2人掛四方投げです。これならいっぺんに2ヵ国終わります。最後に「UK」・「USA」イギリス、アメリカです。走って前に投げる2人投呼吸投です。私が3,4畳走って投げました。その後450名が400畳の上での15組位に別れて行いました。最後に大いに盛り上がりました。汗だくの中講習会は一人のけが人も無く無事終わりました。参加国全員の受けを取っての講習会は私も、参加した各国の合気道家も初めてでしたので皆楽しかったと云ってくれました。自画自賛ですが講習会は大成功だと思っています。
第2部につづく
その他の講習会の写真はこちらへ。
by shihan_aikido
| 2014-10-14 09:05