2015年 10月 18日
中学生の受けを取る |
東大和市合気道会は東京の郊外、三多摩でも1,2を争う古い合気道会です。合気道小林道場が1969年4月創設ですが、その一年前に都庁合気道会で稽古していた飯田茂師範が開設した会です。飯田師範は小林道場にも協力的で私が指導日不在の時は代稽古して頂きました。残念ながら50代で亡くなられました。当時小平道場の会員だった澤田朗師範が東大和市在住でしたので、東大和市合気道会を道場長として引き継ぎ、会長吉川五郎師範で現在に到っています。
東大和市合気道会は市の体協に加盟していますので、毎年秋に演武大会を東大和市体育館で開催され、小平小林道場からも多くの人達が毎年賛助演武に駆け付けます。今年も20名近い人達が賛助演武をしてくれました。私は名誉な事に毎回最後に演武させて頂いています。準備体操の為、控え場所に行きますと、進行係の中西一成氏から「会員の中学生が総師範の演武の受けを取らせて下さいと申し出が有りました。以前に総師範と約束して有るのでと云っています。総師範、良いですか」と聞かれました。

合気道小林道場の審査は3月、7月、11月と年3回新宿の本部道場を借り切り行います。毎回100名前後受験しますので13時開始、終了17時で2階、3階、4階同時進行で審査します。仲間の受けを取る人、次回審査を受ける人の見学者、道場仲間の応援や家族の見学で受験者以外100名以上はあつまります。審査の合否はその場で発表されます。審査終了後、希望者は新宿の居酒屋で合格祝い、残念会を兼ねて飲み会が開催されます。毎回50名前後は参加します。中学生、高校生の参加の場合は幹事が責任を持って参加させます。東大和市合気道会の中学生、羽地飛龍君は3級に合格しその会合に仲間達と参加しました。その時に今年の演武会時に「総師範の受けを取らせて下さい」と私と約束したそうです。何時も色々な人に云われますのでその話に私は完全に忘れていました。
私は中西司会の申し出を「中学生の受け、構いません」と即答しました。準備体操で身体を動かしながら考えました。私が中学生を演武で投げても誰も感心しません。私は道場、講習会での稽古では、弟子達に技は何を稽古したいかを聞き、弟子が先に私を投げてから稽古がはじめる様にしています。小林道場の人達は見なれた風景です。東大和市演武会では多くの合気道団体が参加しています。演武会最後の取りの演武で道歴60年、79才の誕生日の師範が中学3年生3級の人の受けを取りました。想定外の事で驚きの声と盛大な拍手が起こりました。突然私が彼の手を持って投げなさいと云ったので、極度の緊張で震えていました。云われるままに私に技をかけた羽地飛龍君も立派でした。その後、小手返しと私が云い小手返しの飛び受け身もしました。「おー」と云う見学者の声を聞きました。その後、私は平常の基本演武をさせて頂きました。高段指導者に成ると弟子の受けを取る機会が減ってきます。私は合気道の稽古の基本、投げ、投げられての修業を一生続けて行く所存です。
演武の模様はこちらをご覧下さい。
東大和市合気道会は市の体協に加盟していますので、毎年秋に演武大会を東大和市体育館で開催され、小平小林道場からも多くの人達が毎年賛助演武に駆け付けます。今年も20名近い人達が賛助演武をしてくれました。私は名誉な事に毎回最後に演武させて頂いています。準備体操の為、控え場所に行きますと、進行係の中西一成氏から「会員の中学生が総師範の演武の受けを取らせて下さいと申し出が有りました。以前に総師範と約束して有るのでと云っています。総師範、良いですか」と聞かれました。

合気道小林道場の審査は3月、7月、11月と年3回新宿の本部道場を借り切り行います。毎回100名前後受験しますので13時開始、終了17時で2階、3階、4階同時進行で審査します。仲間の受けを取る人、次回審査を受ける人の見学者、道場仲間の応援や家族の見学で受験者以外100名以上はあつまります。審査の合否はその場で発表されます。審査終了後、希望者は新宿の居酒屋で合格祝い、残念会を兼ねて飲み会が開催されます。毎回50名前後は参加します。中学生、高校生の参加の場合は幹事が責任を持って参加させます。東大和市合気道会の中学生、羽地飛龍君は3級に合格しその会合に仲間達と参加しました。その時に今年の演武会時に「総師範の受けを取らせて下さい」と私と約束したそうです。何時も色々な人に云われますのでその話に私は完全に忘れていました。
私は中西司会の申し出を「中学生の受け、構いません」と即答しました。準備体操で身体を動かしながら考えました。私が中学生を演武で投げても誰も感心しません。私は道場、講習会での稽古では、弟子達に技は何を稽古したいかを聞き、弟子が先に私を投げてから稽古がはじめる様にしています。小林道場の人達は見なれた風景です。東大和市演武会では多くの合気道団体が参加しています。演武会最後の取りの演武で道歴60年、79才の誕生日の師範が中学3年生3級の人の受けを取りました。想定外の事で驚きの声と盛大な拍手が起こりました。突然私が彼の手を持って投げなさいと云ったので、極度の緊張で震えていました。云われるままに私に技をかけた羽地飛龍君も立派でした。その後、小手返しと私が云い小手返しの飛び受け身もしました。「おー」と云う見学者の声を聞きました。その後、私は平常の基本演武をさせて頂きました。高段指導者に成ると弟子の受けを取る機会が減ってきます。私は合気道の稽古の基本、投げ、投げられての修業を一生続けて行く所存です。
演武の模様はこちらをご覧下さい。
by shihan_aikido
| 2015-10-18 11:00