2006年 06月 14日
新入生指導 |
大学合気道部にとって新入部員の獲得が新学期時期には最大の目標です。一人でも多くの部員を増やす必要があります。新入生に合気道を理解させ道場に連れてきて、稽古衣を着せ体験させるまでは大変な努力が必要でしょう。自分が連れてきた学生が連続して稽古に来てくれるのを見ると本当に嬉しくなります。入部書類に署名してくれれば「やった」と叫びたくもなります。
5月の連休明けぐらいまで学生達が幹部中心に新入生を指導し一年生も受け身が出るようになり体捌きの「入り身、転換、回転」そして基本技の「入り身投げ、四方投げ、一教等」まがりなりにも技を覚え、ようやく出来る様になります。
2・3年生の一生懸命の指導のたまものと感心します。私が指導に行く頃には受け身が出来、いくつかの基本技が出来る10名以上の新入生が並んでいて又幹部学生が授業や家庭の事情で今日は何名欠席ですと誇らしくいわれると何ともいえない安堵感が広がります。
しかし私が言いたいのは自分たちの稽古はどうなっているのか?部員全員で新1年生にばかり目を向け教えることに専念し過ぎているのではないかと私は思います。私が大学合気道部に指導に行き2年生に技を行わせて見ると出来ない技が沢山あります。幹部に問い質すと杖の合わせはまだ教えていませんとか春合宿の時一度指導しましたと答える。何で教えないのだと聞くと各学年、審査中心の稽古で他の技を行う余裕がありませんとか、新入生の為の稽古の時期ですとの返事です。新入生の稽古は幹部部員1、2名いれば十分指導できます。
飽きさせず、怪我しないよう指導すればいいのです。2,3年生にもっと力を入れるべきです。私の経験では沢山の技を行うべきです。出来る、出来ないは別にして大いに稽古すべきです。へたな理屈よりも身体を動かす事です。その内に全体像が見えて来ます。
勿論大学合気道部ですからトレーニングなどの時間もあります。これも大いにやるべきです。多少のトレーニングでへたばっていては駄目です。鍛えましょう。そして自由稽古時間をもうけその時は上級生が下級生の質問を受けてやるのです。短い時間でいいです。技の理屈は後から付ける物です。投げられて投げて我を忘れるまで稽古をやりましょう。その時技は身に付くのです。
大学合気道部の一番の欠点は稽古のある時期は集中してありますが、春休み、夏休み、学期試験休みとか稽古がしばしば中断する時期がたくさんあります。よほど計画的に指導体系を創らないと偏った稽古になります。
大学合気道部の稽古は上級生と下級生と必ず組んでする稽古になっています。
常に下級生と組んでいて上級生が上手になるわけがありません。幹部自身が鍛え、上達すれば下級生も自然に上達します。1年間の幹部です。雑用もたくさんあります。就職活動もあります。負けずにがんばりましょう。幹部上達が部の目標です。もう1年生から自分達の稽古に目を移すべきです。良い先輩なら下級生は目を輝かせて付いてきます。
「喝」
5月の連休明けぐらいまで学生達が幹部中心に新入生を指導し一年生も受け身が出るようになり体捌きの「入り身、転換、回転」そして基本技の「入り身投げ、四方投げ、一教等」まがりなりにも技を覚え、ようやく出来る様になります。
2・3年生の一生懸命の指導のたまものと感心します。私が指導に行く頃には受け身が出来、いくつかの基本技が出来る10名以上の新入生が並んでいて又幹部学生が授業や家庭の事情で今日は何名欠席ですと誇らしくいわれると何ともいえない安堵感が広がります。
しかし私が言いたいのは自分たちの稽古はどうなっているのか?部員全員で新1年生にばかり目を向け教えることに専念し過ぎているのではないかと私は思います。私が大学合気道部に指導に行き2年生に技を行わせて見ると出来ない技が沢山あります。幹部に問い質すと杖の合わせはまだ教えていませんとか春合宿の時一度指導しましたと答える。何で教えないのだと聞くと各学年、審査中心の稽古で他の技を行う余裕がありませんとか、新入生の為の稽古の時期ですとの返事です。新入生の稽古は幹部部員1、2名いれば十分指導できます。
飽きさせず、怪我しないよう指導すればいいのです。2,3年生にもっと力を入れるべきです。私の経験では沢山の技を行うべきです。出来る、出来ないは別にして大いに稽古すべきです。へたな理屈よりも身体を動かす事です。その内に全体像が見えて来ます。
勿論大学合気道部ですからトレーニングなどの時間もあります。これも大いにやるべきです。多少のトレーニングでへたばっていては駄目です。鍛えましょう。そして自由稽古時間をもうけその時は上級生が下級生の質問を受けてやるのです。短い時間でいいです。技の理屈は後から付ける物です。投げられて投げて我を忘れるまで稽古をやりましょう。その時技は身に付くのです。
大学合気道部の一番の欠点は稽古のある時期は集中してありますが、春休み、夏休み、学期試験休みとか稽古がしばしば中断する時期がたくさんあります。よほど計画的に指導体系を創らないと偏った稽古になります。
大学合気道部の稽古は上級生と下級生と必ず組んでする稽古になっています。
常に下級生と組んでいて上級生が上手になるわけがありません。幹部自身が鍛え、上達すれば下級生も自然に上達します。1年間の幹部です。雑用もたくさんあります。就職活動もあります。負けずにがんばりましょう。幹部上達が部の目標です。もう1年生から自分達の稽古に目を移すべきです。良い先輩なら下級生は目を輝かせて付いてきます。
「喝」
by shihan_aikido
| 2006-06-14 10:08