3月審査会

　3月13日（日）に合気道小林道場の審査会が開催されました。当日は寒い日で審査受験者よりも応援の３階道場での見学者は特に板の間で座っての見学でしたので大変だったと思います。

今回の玄関で受験者、付き添いの人達の道場内の案内及び下足の担当は佐々木朋子1級でした。たまたま事務所を訪れた植芝守央道主が素足で対応している彼女を見て足が冷えるからとスリッパを持参され、履くように指示されたそうです。そのお心使いと優しさに一生の思い出に成りましたと感激していました。守央道主誠に有難う御座いました。

　今回の受験者合計は102名です。11月末の審査後年末年始の道場休み期間が有りますので少なめ受験者人数になります。受験者は最近の合気道入門者の傾向が如実に現れています。40代以上の人達が増えています。合気道の世代にも少子高齢化の傾向に成っています。特に定年に成った60代、仕事が落ち着いた50代の人達そして体力の衰えを感じた40代の人達の入門が増えています。今回の受験者でも男性の最高年齢は66才、女性は63才です。男女の割合は級、段とも3割が女性です。私達指導者が稽古人として一番入門を希望する大学生、20代が合気道を稽古する人が減っています。

　今回から高齢者受験者の為に、審査規定も改定しました。特に覚えにくい剣、杖そして自由技の演武を少なくしました。受検者には好評でした。決して審査基準を甘くして分けでは有りません。そして何年ぶりかの受験者全員合格に繋がりました。

　新宿の居酒屋で行われた合格祝いの飲み会は受験者、応援見学者が普段より多く集まり約80名になり、大いに気分よく談笑しました。特にトルコ人、レセップ氏は明治大学そして体育会合気道部卒業後一流商社からの入社許可を蹴って、合気道小林道場内弟子生活を希望しました。朝5時起床、掃除、洗濯、食事や先輩指導員達の事務の準備等の雑用をこなしました。そして厳しい稽古、内弟子生活を3年耐えて3段受験の資格をえました。

　受験日には外国人の稽古仲間、アメリカ人、ハンガリー人、ギリシャ人の外国勢の受けの助けを借り、元気よく審査演武をして無事注意事項も貰わず合格しました。所沢道場の50代の女性、捧貴子さん、東村山道場62才の後藤英二さんも立派な演武で合格でした。

　7月受験者希望者も多く見学にきていました。7月の受験者も全員合格をお願いします。