2018年 01月 23日
新年雑感 |
新しい年を迎え皆さんは、会員諸兄、老いも若きも自分の人生に向の新しい目標に向かって歩み出したと思います。でも「光陰の如し」で一寸手を抜くと総師範ブログも1ヵ月近く書いていません。
年末最後の総師範ブログ、「9日間の静養」で書きましたが、昨年末の私は防衛医科大学病院に入院させられました。身体の方の血液検査は全て異常なし、81歳の値とは思えないと検査技師も驚いていました。しかし、足の動脈瘤から出た皮膚病が足以外に広がり熱と痛みが出て歩行も困難に成りました。防衛医科大学病院皮膚科の医師は私の足を見た医者はその場で入院を宣告しました。医者に言わせると歩き過ぎで皮膚病が急に悪化です。家庭での治療は困難と見て、その事での入院を決めました。年末の9日間入院で、現在は足の皮膚病は塗り薬を朝晩二回塗るだけです。医者が出された薬を塗ると直ぐ腫れが引きました。元気に成りました。
自分でも体力とか気力は徐々に降下して行くと思っていましたが突然来ます。昨年末は朝稽古無い時は20キロ歩いたり、秩父お遍路で山道を歩きとしたりしていました。しかし、新年に明けから小平道場から小平駅まで15分歩くのが億劫に成りバスに乗るか、駅から道場までバスの待ち時間が有るとタクシーでの帰宅が多くなりました。平常通り稽古指導はしていますので、体力的には駅、道場間を歩くのは何の問題も無いはずです。しかし、「真冬で寒いので」と自分に甘える考えを前面に打ち出しての行動です。その原因は僅か9日間の入院です。自分自身の心の弱さに深く反省をしています。
誰でも何歳に成っても体力、気力を鍛える気持ち有ります。若い気分に成って新年からなどと、いきなり筋トレなど遣り出すと1、2ヵ月後に深く後悔する事に成ります。気持ちは若くても体が付いていけません。先ず膝に来、そして全身の筋肉痛です。殆どの人、特に若い時に運動部で鍛えた人達はこんなはずでは無かったと云う後悔の念に陥ります。道場入門者の中にも、学生時代合気道部で激しい稽古をしていたという中年男性が道場に入門してきます。技は忘れていても、受身は体が覚えていて一応できます。いきなり皆と一緒に稽古する様な人は長続きしません。最近は中年から入門する人が増えています。その様な人は現在の体力を5年後、10年後に維持していく考えに変えなければなりません。
稽古する人は自分自身の体力、体調を良く考慮して怪我の無い様に長く稽古を続けて下さい。
そして合気道小林道場のモットー「一人でも多くの人に合気道を」で合気道の環を広げて行きましょう。
by shihan_aikido
| 2018-01-23 16:13