2018年 06月 15日
刀と言葉 その2 |
先回の「総師範ブログ」で我々が日常生活で使っている刀から出た「刀と言葉」を書いたら、非常に為に成ったと3月の審査後の「合格祝賀会兼残念会」で言われました。「刀と言葉」の続きを書いて下さい」と言われました。
合気道小林道場では剣、杖を審査規定に入れています。しかし、木刀で行いますので、基本の持ち方、構え方は行いますが部分、部分の名称などは質問された時以外は教えていません。以下の言葉はあまり知られていないですが、是非、各道場の指導者、会員は必要と思うなら仲間に知らせて下さい。
時代の流れの中で日本刀は大きく分類され
1、古刀・・・平安時代から室町末期、慶長元年
2、新新刀・・・江戸時代初期より文化、文政前まで
3, 現代刀・・・新新刀以後現代までを現代かたな
刀の各部の名称
1、銘・・・製作者の指名、出身地、居住地、製作年月日をきしたものです。
2、目釘穴・・・目釘を通す穴
3、鯉口・・・鞘の入り口部分を言います。
4、鐺・・・刀剣の鞘の末端部分
5、下緒・・・刀を帯びる際に、鞘が飛び出さないように結びつけるため
紐
6、柄(つか)・・・手で握る部分。7
7、鞘(さや)・・・刀剣の刀身の部分を納めて送られて部分。

この刀の絵は、ハンガリー出身のプロのイラストレーター、小平道場のシャニ四段に描いてもらいました。
日本刀の雑学・・宝島社からの引用
1、匕首(あいくち)に鍔 ・・・匕首に鍔があったらかっこうがつかないことから転じて、不釣り合いの事、不調和のものの例え。
2、似非侍(えせざむらい)の刀弄り・・・実力が伴っていない者ほど虚勢張って人を脅かすたとえ
3、鉛刀(えんとう)の一割・・・なまくらなかたなは一度しか切ることができない事から、自分の力を謙遜して言う言葉。
4、己の刀で己が首・・・戦いで敗れ、自分で自分のから首を落とした武士から転じて、自分がしたことで自分が苦しむことをいう。
5、剣を売り、牛を買う・・・兵時に携わる事をやめ、農業に精を出す。
6、剣を落として船を刻・・・乗っていた船から剣を落とした人が、慌てて船べりに印をつけてその下の川底を捜したという故事かった、古いものにこだわって、状況の変化におうじることができないことのたとえ
7、鞘走りより口走り・・・刀が鞘からぬけでるよりも、口がらの失言が出るほうが危険であるということ。失言の戒め
8、抜かぬ太刀の高名・・・太刀を抜かずに名を揚げるという意味で力量ありそうな人が忍耐や謙遜からそれを発揮せず、かえってほめそやされること、また、くちではあれこれいうが、力量を示した事のない人をあざける言葉
9、刃金が棟(むね)え回る・・・刃鉄がすり減って棟側にまくれて切れ味が悪くなっていくことから転じて、知恵や能力が衰えていくこと
10、初めきらめき奈良刀(ならがたな)・・・きらきらして切れそうだが、ろくに使われないうちに錆びたり刃こぼれしたりして駄目になるのが奈良刀、そこから、見かけは立派でも、すぐにすぐに役にたたなくなるものえの例え。奈良刀は室町時代に奈良付近で大量につくられた粗悪な刀
11、目の鞘がはずれる・・・抜け目ない。また、洞察力がある。
12、昔の剣、今の菜刀(ながたな)・・・若いころには有能であった人も、年をとると役に立たなくなることのたとえ、又古いものは今の役にはたたなくなることのたとえ。
合気道小林道場では剣、杖を審査規定に入れています。しかし、木刀で行いますので、基本の持ち方、構え方は行いますが部分、部分の名称などは質問された時以外は教えていません。以下の言葉はあまり知られていないですが、是非、各道場の指導者、会員は必要と思うなら仲間に知らせて下さい。
時代の流れの中で日本刀は大きく分類され
1、古刀・・・平安時代から室町末期、慶長元年
2、新新刀・・・江戸時代初期より文化、文政前まで
3, 現代刀・・・新新刀以後現代までを現代かたな
刀の各部の名称
1、銘・・・製作者の指名、出身地、居住地、製作年月日をきしたものです。
2、目釘穴・・・目釘を通す穴
3、鯉口・・・鞘の入り口部分を言います。
4、鐺・・・刀剣の鞘の末端部分
5、下緒・・・刀を帯びる際に、鞘が飛び出さないように結びつけるため
紐
6、柄(つか)・・・手で握る部分。7
7、鞘(さや)・・・刀剣の刀身の部分を納めて送られて部分。

この刀の絵は、ハンガリー出身のプロのイラストレーター、小平道場のシャニ四段に描いてもらいました。
日本刀の雑学・・宝島社からの引用
1、匕首(あいくち)に鍔 ・・・匕首に鍔があったらかっこうがつかないことから転じて、不釣り合いの事、不調和のものの例え。
2、似非侍(えせざむらい)の刀弄り・・・実力が伴っていない者ほど虚勢張って人を脅かすたとえ
3、鉛刀(えんとう)の一割・・・なまくらなかたなは一度しか切ることができない事から、自分の力を謙遜して言う言葉。
4、己の刀で己が首・・・戦いで敗れ、自分で自分のから首を落とした武士から転じて、自分がしたことで自分が苦しむことをいう。
5、剣を売り、牛を買う・・・兵時に携わる事をやめ、農業に精を出す。
6、剣を落として船を刻・・・乗っていた船から剣を落とした人が、慌てて船べりに印をつけてその下の川底を捜したという故事かった、古いものにこだわって、状況の変化におうじることができないことのたとえ
7、鞘走りより口走り・・・刀が鞘からぬけでるよりも、口がらの失言が出るほうが危険であるということ。失言の戒め
8、抜かぬ太刀の高名・・・太刀を抜かずに名を揚げるという意味で力量ありそうな人が忍耐や謙遜からそれを発揮せず、かえってほめそやされること、また、くちではあれこれいうが、力量を示した事のない人をあざける言葉
9、刃金が棟(むね)え回る・・・刃鉄がすり減って棟側にまくれて切れ味が悪くなっていくことから転じて、知恵や能力が衰えていくこと
10、初めきらめき奈良刀(ならがたな)・・・きらきらして切れそうだが、ろくに使われないうちに錆びたり刃こぼれしたりして駄目になるのが奈良刀、そこから、見かけは立派でも、すぐにすぐに役にたたなくなるものえの例え。奈良刀は室町時代に奈良付近で大量につくられた粗悪な刀
11、目の鞘がはずれる・・・抜け目ない。また、洞察力がある。
12、昔の剣、今の菜刀(ながたな)・・・若いころには有能であった人も、年をとると役に立たなくなることのたとえ、又古いものは今の役にはたたなくなることのたとえ。
by shihan_aikido
| 2018-06-15 17:05