2020年 06月 17日
合気神社参拝 |
私は1955年4月本部道場入門以来、全日本合気道演武会は第1回から全て参加してきました。 残念ながら、今年の全日本合気道演武大会は中止となり、その記録も58回で途切れる事になりました。
毎年4月29日に合気神社(茨城県笠間市)で行われる合気神社大祭も新型コロナウイルスの関係で今年は中止になりました。合気神社大祭の参拝も毎年楽しみにしていました。
5月25日に緊急事態宣言が解除になりました。弘明道場長の提案で私、弘明道場長夫妻と孫の香穂弐段、エリカ(ハンガリー人女性、結び基金により1年間内弟子として滞在中)の5名で合気神社と愛宕山神社に参拝に行って来ました。緊急事態宣言は解除されましたが、高速道路はまだ渋滞しないだろうと考え、小平道場を10時出発しました。毎年の例で守谷のサービスエリアでトイレ休息しました。私が思っていた以上に、高速道路の車やサービスエリアには人出と車がありましたが、何の問題も無く合気神社には12時前に到着しました。サービスエリアのトイレ休憩を入れても僅か2時間です。快適なドライブ日和でした。勿論、合気神社には誰も居ません。昨年の大祭では1千人以上の参加者が有りましたので本当に静かでした。しかし、神殿の雨戸は全て明け払われていました。合気神社、道場通路には落ち葉も無く綺麗に掃き清められていました。気持ち良く参拝できました。道場の方にも回って見ましたが、人っ子一人いませんでした。
神社の目の前には岩間神信合気道修練会の斎藤仁平師範のご自宅があります。すぐに、斎藤師範の自宅兼道場を訪ねましたが、お留守でしたので残念ながらお会いできませんでした。
その後、私は愛宕神社に車で直行し参拝に行きました。弘明道場長、香穂そしてエリカは中腹駐車場から330段の階段を登って私と拝殿前で合流参拝しました。
写真:合気神社で祝詞を奏上される翁先生
昔の話ですが、本部道場内弟子達は合気神社開催の為に2、3日前から岩間に派遣されます。岩間の斎藤守弘師範や道場生も手伝ってくれますが、広い敷地の落ち葉掃きや雑草を抜く仕事は半端なく大変でした。天気の良い日なら気分が良いのですが、雨でも降ると本当に嫌になりました。合気神社大祭といっても私が入門した当時は全員で15名~20名前後が参列するだけです。
今の様に社殿が無く、翁先生が神殿の前に正座し、祝詞をあげられます。後ろで早く終わらないかなと一緒に唱えながら、正座して待っていました。雨が降ると正座して祝詞をあげておられる翁先生に傘をさします。この時は傘をさす係は正座しなくて済みますので足の痺れを気にせずに済みます。
今思えば、本部道場の内弟子時代、掃除や稽古衣の整理・整頓そして先輩の代稽古を率先して行なうなど、直接稽古指導と関係ない様な道場の雑用経験が自分で道場を開設した時に非常に役にたちました。皆さん、色々な体験を積んで今後の人生に役に立てて下さい。
by shihan_aikido
| 2020-06-17 11:20