八王子合気道連盟30周年演武会 |

私には八王子市体育協会より八王子市民に合気道普及功績により表彰を受けました。名誉な事と思います。五十嵐和男師範の演武の後、締めくくりとして私も演武をさせて頂きました。

昭和44年に合気道小林道場を小平に開いて間もなく糸東流の三多摩の代表である早川仁師範が私の道場に入門され合気道の稽古を始めました。早川師範は空手道の先生方に私の事を紹介してくれました。何回か空手の先生方とお会いしている内に私の合気道普及の熱意を認めてくれる方々が出てきました。川崎市元住吉道場の伊藤勝洋師範、八王子市の兼交塾、故岡野友三郎師範です。空手道道場の空き時間を借り合気道小林道場の道場として元住吉道場が3番目、八王子道場は4番目道場として開設されました。

この事により、合気道小林道場に住み込んで修行していました五十嵐和男師範が合気道の専門家としての道を歩み始める第一歩を踏み出しました。入門者として第一号は故秋山邦博氏でした。NHKのアナウンサーでした。何年か後、彼は朝8時30分から行われている主婦向けの番組「奥様こんにちは」の担当アナウンサーになり一躍有名人になりました。稽古は忙しい中続けてくれました。入門者も順調に増え続け、後の五十嵐師範の奥さんになったまち子さんも八王子で稽古を始めました。そして何年か後の橋本道場につながって行き現在の五十嵐師範の活躍の基になりました。
秋山氏は定年退職後も稽古と八王子市体育協会、八王子市合気道連盟の発展の為に尽力して下さいました。残念ながら昨年亡くなられましたが、秋山邦博氏の功績を称え今回の追悼演武会になりました。いかに多くの人達に尊敬されていたかを実感しました。
この様に合気道小林道場は色々な方々に支えられ協力を受け発展して行きました。今後も合気道小林道場の基本方針「一人でも多くの人に合気道を」を貫いて行きます。皆様のご協力お願い致します。