ストックホルム 弥栄(いやさか)道場

４月１０日フインランド、ヘルシンキの講習会を終わり、写真の様な豪華船シリアーラインに１７時乗船、翌朝９時にストックホルムに到着しました。　
１０００人以上は乗船するのでしょう。ナイトクラブ、カジノまであるのです。
レストラン、バーも幾つもります。売店も、免税店もあります。徹夜で遊んでも飽きません。
　朝ストックホルムに着くと道場幹事が迎えにきて、道場責任者であるウルバン氏の家へ行きしばしの休息をとります。道場はストックホルムの中心街にあるビルの地下で１５０畳の道場です。ノーベル賞で有名なストックホルム市庁舎まで歩いても１０分位です。合気道の道場ではスウェーデン№１の５００人の会員数を誇っています。ウルバン氏のアパートは道場から歩いて３分ですので非常に便利です。
　夕方１８時半～１９時半　杖、木剣の稽古、休む暇もなく２１時まで体術を稽古します。多少会員は帰りますが後半の稽古は倍以上の５０人近い人数に増えます。翌朝６時半～７時半の稽古、夕方同じ稽古が続きます。
　木曜日の夕方から金曜日にかけてスウェーデンの地方の道場やノルウエー、アイスランド、フインランドそして私の指導方法に関心を持つ近隣の国の道場から沢山参加してくれました。今年の特長として私が１０月にイギリスに指導に行きますので、その関係者が５名参加、またアイスランドからは有段者と高校生の男女が１５名近く道場に宿泊しながら参加してくれました。
　アイスランドはどこにあるか分かりますか？北極圏の島で以前レーガン（アメリカ大統領）とゴロバチョフ（旧ソ連首相）が会談して一躍有名になった首都レイクキャビックです。ここにも合気道小林道場の傘下道場があるのです。
　海外の多くの道場では、講習会の時段審査が行われます。合気道本部道場が特別の場合以外日本人師範が立ち合わないと昇段を許可しない方針をとっているからです。審査権を持った合気道小林道場の指導部員の講習会には皆真剣に参加してくれます。ノルウエーの首都オスロから来た人は列車で８時間かけて来たといっていました。審査は土曜日１２時半から行われ、初段５人，二段３人そして三段１名が受験して、今回は全員合格でした。
　滞在６日間で約２０時間近い稽古をこなし４月１１日無事成田に帰国しました。成田では五十嵐師範に会いました。私の乗ってきた飛行機でノルウエーのオスロ、アイスランドのレイクキャビックの両道場での講習会指導に行くのです。彼等は我々日本人師範を高い費用を出してでも呼び、貪欲に合気道を学んでいます。合気道小林道場の皆さん、彼等に負けないように稽古して下さい。

合気道小林道場指導部員は毎月誰かが海外指導に行っています。時間と費用のある方は是非同行し、彼等海外での修行者の真剣さを肌で感じて下さい。