2007年 05月 09日
合気大祭 |

私が合気大祭に必ず行くのは一人前の合気道指導者に育てくださった創始者植芝盛平翁先生、二代道主植芝吉祥丸先生の年に一度の墓参りのつもりで参加しております。

しかし私が内弟子時代は社(やしろ)だけで、草の上に座り翁先生の祝詞が延々と続く中、居眠りするか早く終わらないかだけ祈った不祥の弟子でした。
(一枚目の当時の写真を見て下さい。)
この大祭の準備で3日前から内弟子2~3名で岩間の道場に住み込み、あの広大な土地の雑草を刈り取り、落ち葉を掃き清めなければなりません。気の遠くなるような努力でした。雨や風の強い日は本当に悲惨でした。宴会の準備も待っています。睡眠時間を削るより仕方がありませんでした。(2枚目 中央植芝盛平翁先生 前列左が私です。鳥居は完成していますが後の神殿は建築中です。道着姿が内弟子です。昭和35年頃)
今年は所沢道場の鈴木さんがボランテアで前日より岩間の道場に泊まり込み準備されたそうです。次回の合気道小林道場新聞に是非この体験を書いて欲しいと思います。
大祭の行事は11時半から大本教の神官により祝詞があげられ、道主以下各地区の指導責任者や高段者の玉串奉奠。そして植芝守央道主の奉納演武で行事は締め括られます。参加者にはお弁当が配られます。

我々が楽しそうに食事していましたので浦和の石垣師範、群馬の荒井師範、福島の追分師範が弟子を連れて集まってき一段とにぎやかになりました。一人の外国人の若い女性が一緒に座って飲み食いしていました。私達は誰かの師範の弟子だと思っていましたが聞いたら誰も知りませんでした。我々があまりにも楽しそうにしていたので勝手に仲間に入って来ていたのでしょう。
この時、植芝守央道主が回って来られ参加者と写真を撮られます。その後、合気道創始者植芝盛平翁先生がよく行かれて、修行された愛宕神社に参拝します。山の上にありますので急な階段を300段登り神社にお参りし、荘厳な気持ちになります。心が清まったところで一路帰途に着きました。
夕方5時頃には帰宅できました。合気道修行する人は一度行って見てください。まだ行った事の無い人は来年是非参加して下さい。
by shihan_aikido
| 2007-05-09 11:34