2007年 05月 28日
中華民国台湾の合気道演武大会参加 |
5月26日(金)~28日(月)台湾に行き、中華民国96年度全国合気道演武大会に参加をしました。昨年は合気道小林道場、直轄傘下の会員男女20名以上の参加で盛大に演武、交流の環を広げて来ました。
今年は私と合気道小林道場指導部の笠原裕二2段との二人だけです。台北の空港に到着して驚いた事は新空港が完成し広くて近代的な空港に変わっていたことです。
いつものように張漢東会長以下役員の人達の出迎えを受けホテルに向かいました。ホテルに荷物を置き、張漢東会長の自宅へと案内されました。張氏は産婦人科医師、奥様が盆栽の大家です。室内には故宮博物館に収容されているような骨董品が所狭しと並べてありました。
昨年、所持品の絵4枚と広大な隣の敷地を交換したそうです。庭には台湾の切手になっている様な盆栽が何十と有り、その価値と美しさに驚嘆しました。
お茶と果物をご馳走になった後、北投の温泉につかり宴会でのんびり時を過ごしました。
土曜日の朝9時半から中山区合気道道場での稽古でした。館長は女性で息子が早稲田大学大学院に通っているそうなので55才ぐらいの人でした。
以前、身体の具合が悪かったが、合気道の稽古で健康になったそうです。持ち家を提供し一階に60畳、地下に25畳と館長室、更衣室、トイレが有り立派な道場を造りました。
稽古は30人位で全員有段者でした。基本技と杖の稽古を行い、普段稽古してない技を行いましたので皆汗をかきながら熱心に一時間半の稽古にうちこみました。
27日(日)台北市立体育館で1時開始の演武会です。中華民国推廣訓練協進会の55有る団体中、31団体の参加で開始されました。
最近は演武の前の挨拶、儀式も非常に簡略化され、飽きさせる様な事も無く始まりました。参加演武者男女605名 この人数を2時間で演武させるのですから本当に手際良くなりました。
最後に私が笠原と現地の有段者2名を受けに演武を終了、20分の休憩後有段者の希望者に1時間の講習会を行いました。片手両手取りの小手返し、入身をしっかり持たせての技を指導しました。中国人は一般的に身体が柔らかく捌きも非常に器用です。ですが重厚さが欠けるのでその点を重点に指導しました。
さすがに暑く私始め全員汗だくで稽古しました。稽古終了後は恒例の宴会、カラオケで盛り上がりました。カラオケは殆どが日本の演歌です。全然日本語を話せない若い人達が上手にカラオケにあわせて演歌を歌うのには感心させられます。
演武の雰囲気、宴会はプログラムや写真で想像して下さい。
毎年5月の3週目に演武会は有ります。来年はまた希望者を募りますので是非参加下さい。
by shihan_aikido
| 2007-05-28 09:18