2007年 08月 20日
グランドキャニオン |
私が長い間どうしても見たいと思っていた場所はグランドキャニオンでした。今まで何回もロサンジェルスや、サンフランシスコに行きましたが、稽古中心の旅行ですので時間の余裕がありません。4年前には合気ニュースの友好講習会でラスベガスまで行きましたが、忙し過ぎてグランドキャイオン見学は断念しました。
今年の7月の海外指導はカナダのカルガリー合宿だけでしたので、帰国時にロサンジェルスに立ち寄り、グランドキャニオン観光の旅をしようと決心しました。この機会を逃したら今度はいつ行けるか分からないからです。女神様にも内緒の行動でした。帰ってきて怒られました。ご免なさい。

ロスにも合気道小林道場の傘下道場があります。今回は稽古抜きでグランドキャニオンの旅行の手配のみを厚かましくお願いしました。ロサンジェルスにある忠心館道場の会員であるランデイ山本氏とその家族が、私の日程に合わせて家族旅行してくれる事になりました。彼の母親は女優の丘さとみ(昭和30年代お姫様女優といわれ、数々の時代劇映画に出演した方)さんです。
カルガリーの講習会後、ロサンジェルスに4時間半のフライトで着きました。空港には忠心館道場のジェームス中山師範の出迎えを受け、会員何名かと韓国料理の夕食までご馳走になりホテルで一泊しました。
翌日8時半、山本氏家族がワゴン車でホテルに迎えに来てくれました。奥さん、元(13才)、力(10才)そして可愛い女の子、けいら(5才)です。男の子二人は全米の子供の水泳大会で5番目以内に入るといっていました。黒い髪がプールの薬品で茶色に変色するぐらい毎日3時間以上は泳いでいるそうです。温和しいがたくましい子供達です。
「先生、これからグランドキャイオンまで7時間はしります。飲み水は充分用意してあります。」「宜しくお願いします。」で走り出しました。昼食は奥様手作りのおにぎりを食べ、何回かのトイレ休憩以外走り続けました。日本の高速道路内にあるサービスエリアの様な所はなく、ガソリンスタンドに併設された売店で気を紛らわすくらいです。子供達も温和しく車内でじっと我慢していたのには感心しました。
それでも7時間は長かったです。周りは砂漠、見える山にも木がありません。場所によってサボテンの種類が違うのが観察されました。気候がかなり違うみたいです。車外は40度を超していました。見渡す限り砂漠ですので。「飲み水は充分用意しました」の意味が分かりました。何十キロも一直線の道、私は助手席に座って、居眠りしていただけですが山本氏は疲れを知らず運転を続けたのには感心しました。
ロサンジェルスに水を供給しているフイバーダムの脇をはしり2時間、やっと国立公園のゲートが現れ、そこからがグランドキャニオン国立公園です。地面が突然陥没していて2kmの深さです。コロラド河が削り取ったといわれています。なかなか泊まれないという国立公園内の、ヤバパイロッジに運良く2部屋空いていて宿泊する事ができました。
ホテルに入る前に何カ所かの観光ポイントを回り違った景色を堪能しました。一部は柵が有りますが、柵の無いところが大部分で、落ちたら自己責任です。落ちても助けに行かない事になっているそうです。日本と全く違います。

グランドキャニオンは、夕焼けと朝焼け時期に見るのが一番だ、というので朝5時に起きて見に行きました。子供達も早起きして一緒に付いてきてくれました。日本語も皆堪能ですので楽しい会話をしながらグランドキャニオンのすがすがしい空気を充分吸い込む事が出来ました。残念ながら天気は曇りで太陽は出ません。それでも違った景色になりその美しさを満喫しました。
朝食後10時半にはラスベガスに向かって走り出しました。今日も5時間の車の旅です。子供達が本当に静かに不平もいわず乗っているのに感心しました。
厳しく躾けられているようです。
ラスベガスのホテルは中心街から2ブロックくらい離れたホテルなので一泊100ドルもかかりません。4時半頃到着、すぐ食事です。食後は山本氏が子供達を面倒見て、私と奥さんとで「カー」というショウを見に行きました。入場料150ドル、ストーリーは有るようですが良く理解出来ませんでした。物語にそったサーカスのようなパフォーマンスが1時間半、息もつかせぬ見せ場でさすが一流のショウと感心しました。
ホテルのカジノは子供が通路以外立ち入り禁止ですがホテル「サーカス」の2階に子供向けのゲームセンターが有り親が遊んでいる時に子供を遊ばせる場所が確保されているのはさすがアメリカです。
子供達と落ち合い、もう少し、もう一回と粘る子供達を説得しホテルに帰ってきたのが10時半頃でした。私と山本氏はホテルの外へ出てみると沢山の人が通りいっぱい群がっています。11時になると通りのアーケードの天井がスクリーンで覆われていて、映像が映し出されました。2ブロックの長さでスクリーンとしては世界一だそうです。見事なものでした。
その後スロットマシンを一番低いレート25セントで1時間ぐらい行いました。勿論負けです。しかし賭博している限りビール、ウイスキー等の飲み物は一切無料なのは初めて知りました。飲んだビール代を払ったと思えばトントンでした。
翌日朝から子供達はプールで遊び、10時半に一路ロスへと5時間の走りです。なにもない一直線の道路、風景は木のない山、山、緑といえばサボテンを見ながら走りました。フランクシナトラの歌で有名なルート66を走りました。何気なく立ち寄った食堂が、古き良き時代を思わせる雰囲気の寂れた田舎風の店でした。思わす真っ赤なルート66の丁シャツを買ってしまいました。
ロスのホテルには夕方5時頃到着、この2泊3日で車に何百キロ乗ったのか見当尽きませんが良く走ったな、が実感でした。
ランデイ山本氏と家族の皆さん、私のわがままを聞いて下さり有り難う御座いました。思い出深いグランドキャイオンの旅になりました。そして食事をご馳走して下さった忠心館道場のジェームス中山師範、会員の方々に心よりお礼申し上げます。
今年の7月の海外指導はカナダのカルガリー合宿だけでしたので、帰国時にロサンジェルスに立ち寄り、グランドキャニオン観光の旅をしようと決心しました。この機会を逃したら今度はいつ行けるか分からないからです。女神様にも内緒の行動でした。帰ってきて怒られました。ご免なさい。

ロスにも合気道小林道場の傘下道場があります。今回は稽古抜きでグランドキャニオンの旅行の手配のみを厚かましくお願いしました。ロサンジェルスにある忠心館道場の会員であるランデイ山本氏とその家族が、私の日程に合わせて家族旅行してくれる事になりました。彼の母親は女優の丘さとみ(昭和30年代お姫様女優といわれ、数々の時代劇映画に出演した方)さんです。

カルガリーの講習会後、ロサンジェルスに4時間半のフライトで着きました。空港には忠心館道場のジェームス中山師範の出迎えを受け、会員何名かと韓国料理の夕食までご馳走になりホテルで一泊しました。
翌日8時半、山本氏家族がワゴン車でホテルに迎えに来てくれました。奥さん、元(13才)、力(10才)そして可愛い女の子、けいら(5才)です。男の子二人は全米の子供の水泳大会で5番目以内に入るといっていました。黒い髪がプールの薬品で茶色に変色するぐらい毎日3時間以上は泳いでいるそうです。温和しいがたくましい子供達です。
「先生、これからグランドキャイオンまで7時間はしります。飲み水は充分用意してあります。」「宜しくお願いします。」で走り出しました。昼食は奥様手作りのおにぎりを食べ、何回かのトイレ休憩以外走り続けました。日本の高速道路内にあるサービスエリアの様な所はなく、ガソリンスタンドに併設された売店で気を紛らわすくらいです。子供達も温和しく車内でじっと我慢していたのには感心しました。

それでも7時間は長かったです。周りは砂漠、見える山にも木がありません。場所によってサボテンの種類が違うのが観察されました。気候がかなり違うみたいです。車外は40度を超していました。見渡す限り砂漠ですので。「飲み水は充分用意しました」の意味が分かりました。何十キロも一直線の道、私は助手席に座って、居眠りしていただけですが山本氏は疲れを知らず運転を続けたのには感心しました。
ロサンジェルスに水を供給しているフイバーダムの脇をはしり2時間、やっと国立公園のゲートが現れ、そこからがグランドキャニオン国立公園です。地面が突然陥没していて2kmの深さです。コロラド河が削り取ったといわれています。なかなか泊まれないという国立公園内の、ヤバパイロッジに運良く2部屋空いていて宿泊する事ができました。
ホテルに入る前に何カ所かの観光ポイントを回り違った景色を堪能しました。一部は柵が有りますが、柵の無いところが大部分で、落ちたら自己責任です。落ちても助けに行かない事になっているそうです。日本と全く違います。

グランドキャニオンは、夕焼けと朝焼け時期に見るのが一番だ、というので朝5時に起きて見に行きました。子供達も早起きして一緒に付いてきてくれました。日本語も皆堪能ですので楽しい会話をしながらグランドキャニオンのすがすがしい空気を充分吸い込む事が出来ました。残念ながら天気は曇りで太陽は出ません。それでも違った景色になりその美しさを満喫しました。
朝食後10時半にはラスベガスに向かって走り出しました。今日も5時間の車の旅です。子供達が本当に静かに不平もいわず乗っているのに感心しました。
厳しく躾けられているようです。
ラスベガスのホテルは中心街から2ブロックくらい離れたホテルなので一泊100ドルもかかりません。4時半頃到着、すぐ食事です。食後は山本氏が子供達を面倒見て、私と奥さんとで「カー」というショウを見に行きました。入場料150ドル、ストーリーは有るようですが良く理解出来ませんでした。物語にそったサーカスのようなパフォーマンスが1時間半、息もつかせぬ見せ場でさすが一流のショウと感心しました。
ホテルのカジノは子供が通路以外立ち入り禁止ですがホテル「サーカス」の2階に子供向けのゲームセンターが有り親が遊んでいる時に子供を遊ばせる場所が確保されているのはさすがアメリカです。

その後スロットマシンを一番低いレート25セントで1時間ぐらい行いました。勿論負けです。しかし賭博している限りビール、ウイスキー等の飲み物は一切無料なのは初めて知りました。飲んだビール代を払ったと思えばトントンでした。
翌日朝から子供達はプールで遊び、10時半に一路ロスへと5時間の走りです。なにもない一直線の道路、風景は木のない山、山、緑といえばサボテンを見ながら走りました。フランクシナトラの歌で有名なルート66を走りました。何気なく立ち寄った食堂が、古き良き時代を思わせる雰囲気の寂れた田舎風の店でした。思わす真っ赤なルート66の丁シャツを買ってしまいました。
ロスのホテルには夕方5時頃到着、この2泊3日で車に何百キロ乗ったのか見当尽きませんが良く走ったな、が実感でした。
ランデイ山本氏と家族の皆さん、私のわがままを聞いて下さり有り難う御座いました。思い出深いグランドキャイオンの旅になりました。そして食事をご馳走して下さった忠心館道場のジェームス中山師範、会員の方々に心よりお礼申し上げます。
by shihan_aikido
| 2007-08-20 11:26