2008年 02月 08日
フィンランド青年の朝日新聞投書 |
1月14日付け朝日新聞の投書欄に、フィンランド青年の投書が載っていました。題は「守って欲しい礼節尊ぶ武道」です。日本に留学していて25歳だそうです。フィンランドで合気道を始めたそうで、名前だけでは分かりませんが、会えば知っていり宇顔だと思います。投書の内容は以下の通りです。朝日新聞掲載された投書
「私は、フィンランドで8年以上、合気道を習ってきた。武道は日本を代表する文化の一つである。しかし、来日後、武道は日本ではあまり人気がないと聞いて、びっくりした。本当にショックだった。
理由の一つには、学校での武道の授業に戦前の悪い思い出があるのかもしれない。武道は子供に面白く親切に教えるのは難しいこともあるだろう。いい武道の先生に巡り会わなかったら、他のスポーツが好きになってしまうかもしれない。
中学で武道を必修にする案もあると聞いたが武道が将来にも存続するためには、武道を小中高の教育に取り入れるべきではないかと思う。
武道には、礼節を尊ぶなど日本の歴史や習慣に結びついた良い点がたくさんある。すばらしい日本文化である武道を、日本人がたのしまなくなるのではないかと本当に心配である。」
1977年8月にスウェーデンとフィンランドの講習会に呼ばれ指導しました。その時にフィンランドの首都ヘルシンキで初めて合気道の説明演武会が開催され私も演武をしました。この事を切っ掛けにフィンランドに合気道が定着したのです。写真はその演武大会の時のものです。この写真が元になって合気道小林道場のロゴマークになっています。当時スウェーデンに在住していた市村俊行師範がフィンランドに指導に行っていて、稽古する人数も増えて来ました。私は20才~25才前後の青年達を所沢道場に3ヶ月住み込ませ修行させました。それと同時に、当時内弟子でした五十嵐和男師範をスウェーデン、フィンランドに市村師範の手助けとして一年間派遣し両国各地で指導に当たらせました。
その後は私を含めて合気道小林道場指導部から年4回派遣指導しフィンランドの合気道の普及発展に努力し続けました。住み込み修業した青年達もフィンランド各地に散り、期待に答えて仕事の傍ら合気道の普及発展に邁進してくれました。そして、専門家の道を歩む人達も出てきました。現在では主要都市や街には合気道の道場が必ずあります。一般の日本人が武道に対して思っている以上に、海外各国では武道を高く評価しています。投書のフィンランド青年の様に日本で生活すると多くの日本人が武道に対しての無関心さに驚いたのだろうと思います。
合気道小林道場は40年にわたり合気道普及発展に努力してきました。この投書を読んでまだまだ努力が足らないと反省しています。合気道小林道場のモットー「一人でも多くの人に合気道を」の環を広げていかなければと思います。皆さんもご協力をお願い致します。
by shihan_aikido
| 2008-02-08 17:18

