住みこみ内弟子感想文 |
住みこみ内弟子の顔写真を見てみると外国人男女と日本人女性の顔写真しか有りません。日本人男子がゼロです。頑張れ日本男児と叫んでいました。連休明け5月7日より待望の日本男児が住みこみました。

道場に住み込む外国人達は、以前合気道小林道場に住み込んだ「先輩達」から小林道場の内弟子は「朝早く、夜遅く、掃除、稽古が多い」覚悟して住み込む様にと注意されて来ます。それなりの覚悟で来ているようです。高い飛行機代を払い、仕事を辞めたり、休暇を使って来ますので、彼等は本当に真剣に内弟子生活の修行に励みます。


週末、短期研修者は多少の掃除と稽古のみであまり厳しくはありません。
先生や先輩指導員の稽古中は思う存分稽古鍛錬しなければなりません。稽古を終われば先生や先輩の、身の回りの世話をしながら自分の精神的な糧をも吸収していくのです。日常生活を一緒にするのは大変よい修行です。この中から一般会員には許されても内弟子には許されない道場の習慣を知ってきます。これが一般社会での生活、活動に非常に役に立つのです。
昔ながらの修行制度に、海外から来る男女の内弟子達も文化、習慣の違いに戸惑いながら悩んだり、反発したりしながら学習していきます。自分の国に帰り専門の合気道家として成長していきます。又合気道の専門家に成らなくても自分の道場での稽古や専門の仕事に役立てています。
(50才以上の人には東村山市久米川にVIP内弟子用(?)の宿舎を用意してあります。)
住み込んだ人達に感想文を帰国時に書いてもらいます。私達が気にもしてないことに感動しています。例を挙げると、時間通りに来る電車、礼儀正しい店員と親切な対応、電車の中で立ったまま寝ている人、車が来なくても赤信号で待っている人達、傘を差したまま自転車に乗っている人、温かいコーヒー、ココアが出てくる自動販売機等等です。付録ですが合気道小林道場の宴会好きは皆感謝、感動しています。
究極は京王線の中でパスポートと現金が入っている財布を置き忘れたが、翌日そのまま手元に戻って来た時に、チュニジアでは考えられない「日本は天国だ」と叫んでいました。 まだまだ日本は見捨てたものではありません。