2008年 07月 23日
イラン指導の旅 第2部 |

6月24日 羽田空港で荒井師範に会いました。羽田から遅い便で関空に飛び、エミレーツ航空で関空を飛び立ち、ドバイに向かったのが23時15分です。今まで何十回と羽田、成田から海外旅行していますがこんな夜中に飛んだのは始めてのことです。(写真:ドバイの空港)
関空の免税店でイランに酒、たばこの持ち込み制限を聞いてみたところ店員も分からず、書類を調べて見せてくれました。イラン国の欄には一切の記入が無く空欄でした。店員と荒井先生と3人で顔を見合わせ思わず笑ってしまいました。「前途多難」の予感です。イラン滞在中は禁酒です。搭乗時間まで荒井先生と二人で大いに飲もうと一週間分のビールを煽りました。

早朝ですので乗り継ぎのロビーや通路一杯に人が雑魚寝していました。多分出稼ぎで来た人達だと思います。空港内にはイスラム教の礼拝所まで完備されていました。レストランにはビール、酒類は一切有りませんのでコーヒーを飲み、免税店で時間をつぶす事3時間、しかし免税店にはちゃんと酒類を売っていました。イスラム圏以外の世界各国に飛行機は飛んでいますので空港で酒を売るのは禁止されて無いようです。いよいよイランの首都テヘランへと出発です。

男性もむやみに肌を露出するのはマナー違反で、特に短パンは絶対駄目、Tシャツなど襟がない半袖はさけ、夏でも長袖のワイシャツを着用する事、特にネクタイを着用する事は反イスラムと見なされると書いてありました。周りを見渡すと背広を着ている人はたくさんいますが誰もネクタイをしていません。あわててネクタイを外し、カバンに隠しました。でも思っていたほど入国審査は厳重では無く、係官はしょうがなく働いている感じで、入国最終審査で旅行カバンをX線に通しているのですが係官はあくびしながら横をむき居眠り状態でした。
入国審査を無事に終え、イラン合気道合気会の指導者アリ4段とその会員達に無事会う事ができました。私が来たことがよほど嬉しかったのでしょう。アリ師範が涙を流していたと出迎えの会員達が言っていました。

昼食をしながら予定を打ち合わせました。「今日は女性クラスがありますが、先生方は到着したばかりなので見学して下さい。イランでは普通女性クラスには男性は入れませんが先生と荒井先生は特別ですので見学してください。講習会指導は明日からです。」と、アリ師範は言いました。

第3部に続く、乞うご期待!!
by shihan_aikido
| 2008-07-23 14:27